
スズキは、GSX-S1000GTやKATANAと心臓部を共有するスポーツネイキッド「GSX-S1000」にニューカラーを設定し、2023年モデルとして10月25日に発売すると発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:スズキ
名機“K5”エンジンを搭載して2015年初登場、2021年にモデルチェンジ
スズキはGSX-S1000の2023年モデルとして新色を発表。全3色のうち新色はマットソードシルバーメタリックで、従来のグラスマットメカニカルグレーから置き換わる。
GSX-S1000は、LED縦眼2灯ヘッドライトやウイングレットを採用したアグレッシブなデザインと、ワイルドさを残しつつも扱いやすい並列4気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド。2015年の初登場時から搭載するエンジンは名機と呼ばれる2005年型(K5)のGSX-R1000に端を発した並列4気筒で、2021年のモデルチェンジの際に吸排気カムシャフトやバルブスプリング、クラッチなどが新作されている。
電子制御スロットル(ライドバイワイヤ)を中心とした電子制御システムはS.I.R.S.(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)と名付けられており、出力特性を3つのモードから選択できるSDMS(スズキドライブモードセレクター)や、5段階から選択可能なトラクションコントロールシステム、クラッチレバーを操作しなくてもシフトアップ/ダウンできる双方向クイックシフトシステムなどを採用。
また、スターターボタンを1回押すと始動するまでスターターモーターが回る“スズキイージースタートシステム”や、低回転域でクラッチを繋ぐと自動的にエンジン回転が少し上昇する“ローRPMアシスト”も装備している。
兄弟車のGSX-S1000GTと同タイミングでの新色発表となったが、こちらも価格据え置きの143万円となっているのが嬉しい。
スズキ GSX-S1000 のカラーバリエーション
スズキ GSX-S1000 のスペック
| 車名 | GSX-S1000 |
| 型式 | 8BL-EK1AA |
| 全長×全幅×全高 | 2115×810mm×1080mm |
| 軸距 | 1460mm |
| 最低地上高 | 140mm |
| シート高 | 810mm |
| キャスター/トレール | 25°/100mm |
| 装備重量 | 214kg |
| エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
| 総排気量 | 998cc |
| 内径×行程 | 73.4×59.0mm |
| 圧縮比 | 12.2:1 |
| 最高出力 | 150ps/11000rpm |
| 最大トルク | 10.7kg-m/9250rpm |
| 始動方式 | セルフスターター |
| 変速機 | 常時噛合式6段リターン |
| 燃料タンク容量 | 19L |
| WMTCモード燃費 | 17.0km/L(クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時) |
| タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
| タイヤサイズ後 | 190/50ZR17 |
| ブレーキ前 | 油圧式ダブルディスク |
| ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
| 乗車定員 | 2名 |
| 価格 | 143万円 |
| 色 | 青、銀、黒 |
| 発売日 | 2023年10月25日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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