カワサキはインドネシアで、新型トレールモデル「KLX150シリーズ」を発表した。倒立フォークのスタンダードタイプ「KLX150」、スモールホイールのローダウンタイプ「KLX150S」、そしてスペシャルエディション「KLX150SE」の3機種だ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
100~125ccトレールを思わせる小径ホイールバージョン登場!
カワサキはインドネシアで、扱いやすいサイズと程よいエンジンパワーで人気のトレールモデル「KLX150シリーズ」をモデルチェンジ。新たに小径ホイールのローダウン版『KLX150S』も設定した。
12psの最高出力に115kg~119kgの車体は、街乗りやちょっとしたオフロードを楽しむのにうってつけのサイズ感だろう。150ccクラスはインドネシアなどで人気の排気量帯で、以前からKLX150シリーズは人気車として存在してきた。
2024年型と銘打って登場した新型は、LEDヘッドライトやフルLCDスピードメーター、アグレッシブなデザイン、調整された前後サスペンションなどが変更点。これを基本に、前19/後16インチホイール+φ33mm正立フロントフォークを採用したローダウン版の「KLX150S」が新登場した(最低地上高265mm)のもトピックだ。
スタンダード版「KLX150」は、ストロークを伸ばしたφ35mm倒立フロントフォークを採用しており、300mmの最低地上高を確保している。これに対しスペシャルカラーの「KLX150SE」は、幅広のハンドルバーやスキッドプレートを採用(最低地上高は295mmに)し、よりアグレッシブな走りをイメージさせる。
日本への正式導入は期待薄だが、ホイールサイズがかつてのホンダXR100などを思わせるコンパクトな『S』は、気軽に遊べそうで乗ってみたくなる!
インドネシア現地の参考価格は、3290万ルピア(日本円換算約28万7000円)からとなっている。