岡田商事は、アルパインスターズ製の“着るエアバッグ”最新型「TECH-AIR3(テックエアスリー)」および「STELLA TECH-AIR3(ステラ テックエアスリー)」を発表。2023年1月初旬より全国の取扱店よりデリバリーする。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:岡田商事/アルパインスターズ
専用ジャケット不要、アウターとしても使える!
アルパインスターズのワイヤレス型“着るエアバッグ”の最新型が登場! その名もテックエア3(男性用)/ステラ テックエア3(女性用)はシリーズ中もっともリーズナブルな税込8万740円で、バイクとの接続も専用ジャケットも不要。アウター/インナーどちらでも使用可能であり、コンパクトに折り畳むことができるので出先でもかさばらずに持ち歩くことができる。
従来もテックエア5(9万8890円)やテックエアストリート(19万8000円)といった公道使用可能なエアバッグをラインナップしてきたが、保護範囲を人体の要所に絞ることで買いやすい価格帯を実現したのがテックエア3の特徴だ。
テックエア3(男性向け)は全7サイズで黒、黒×黄の2色展開、ステラ テックエア3(女性向け)は全6サイズで黒のみのラインナップとなる。
TECH-AIR3(男性向け)
●価格:8万740円 ●色:黒、黄 ●サイズ:XS・S・M・L・XL・2XL・3XL(全7サイズ)
STELLA TECH-AIR3(女性向け)
●価格:8万740円 ●色:黒 ●サイズ:XS・S・M・L・XL・2XL(全6サイズ)
数100万kmの走行データをもとにアルゴリズムを作成
テックエア3は、サーキット用の製品よりもはるかに複雑な公道走行用アルゴリズムを備えており、1000分の1秒毎のモニタリングで事故や転倒などの身体の動きを検出すると、約1000分の25秒の速度で展開する。
保護範囲は胸部、肩、背中全体。テックエア5(サーキットでも使用可能)が肋骨や上腕も保護するのに対し、要所に絞って保護する設計思想だ。クラッシュ検出トリガーのアルゴリズムは、数100万kmの走行データと数千回の衝突データをベースに作成したものだ。
前述のようにアウター/インナーのどちらとしても使用でき、ツーリング、街乗り、通勤、通学シーンを想定して簡単の着脱できるように設計されている。インナーとして着用する場合は、驚異に4cmのスペースがあればあらゆるジャケットで使用可能というから、一般的な胸部プロテクターが入る余裕があれば問題なさそうだ。
充電はUSBタイプCで行い、満充電での稼働時間は約32時間とロングツーリングの使用でもかなりの余裕がある。また、万が一作動させた後でも、エアバッグサービスを受けてガスカートリッジを交換すれば繰り返し使用することも可能だという。
近年はレースシーンでもエアバッグの着用が義務付けられており、トップカテゴリーのMotoGPでは2018年から全クラスで義務化。アルパインスターズはそれ以前からエアバッグを多くのトップライダーに供給することでテストを繰り返し、特に折れやすい鎖骨まわりの怪我を大幅に減らすことに成功している。
動画はこちら↓
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