スズキは、原付二種スクーターの新型モデル「アドレス125」を2022年10月18日に発売すると発表した。インドでは「アクセス125」として販売している最量販車の日本導入モデルで、1991年のアドレスV100からの伝統ある車名を受け継ぐ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:スズキ
日本発売後には欧州ほかでも販売予定のグローバルモデル
スズキは、欧州で先行発表されていた新型の原付二種スクーター「アドレス125」の国内導入を発表した。インドでは2019年12月より「アクセス125」として販売されてきた最量販車で、これをグローバルモデルとして展開するものだ。
アドレス125は、1991年に発売されたアドレスV100の“通勤快速”フィロソフィーを継承してきた実用性重視の原付二種スクーターで、堅牢な造りと高い経済性、そして軽快な走りで長きにわたって支持されてきた、スズキの看板モデルのひとつ。新型は丸みを帯びたデザインになり、従来型とイメージが大きく変わっているが、快適性と実用性にこだわったアドレスらしさは不変だろう。
新型アドレス125は、空冷単気筒SEP(SUZUKI ECO PERFORMANCE)エンジンを搭載し、力強さと優れた燃費性能を両立。WMTCモード燃費は53.8km/Lで、燃料タンク容量5Lと掛け合わせると、計算上の航続距離は269kmだ。
ヘッドライトとポジションランプには視認性に優れたLEDを採用。足元のスペースを稼げるフラットフロア構造でまたがりやすく、広く座り心地のいいシートの組み合わせで快適なライディングポジションを実現した。
シャッター付きキーシリンダーやシート下トランクスペース、5V2AのUSB充電ソケットを装備&500mlのペットボトルが入る左フロントインナーラック、ヘルメットホルダー×2個といった実用的な装備も充実している。このほか、ハンドル下には買い物に便利なフロントフック、足元には折りたたみ式かつストッパー付きのホルダーも装備する。
タンデム時に便利なグラブバーや、ワンプッシュで始動できるスズキイージースタートシステム、左ブレーキレバーを握ると前後ブレーキが同時に利くコンバインドブレーキの装備も心強い。
視認性に優れたアナログメーターの周囲には、ランプの色が青から緑へと変化することで運転状況を知ることができるエコドライブイルミネーションを採用した。
同時に発表されたアヴェニス125とはホイールベースやホイールサイズ、エンジンスペックなど共通する部分が多く、ベースを共有することでコスト効率を高める狙いが見て取れる。
新型アドレス125の価格は27万3900円と、従来型からは4万4800円アップだが、依然として125ccクラスでは非常にコスパに優れた1台だ。
2ページ目のギャラリーにディテール詳細あり。
SUZUKI ADDRESS 125[2023 model]
主要諸元■全長1825 全幅690 全高1160 軸距1265 最低地上高160 シート高770(各mm) 車重105kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 124cc 8.7ps/6750rpm 1.0kg-m/5500rpm 無段変速 燃料タンク容量5L■タイヤサイズF=90/90-12 R=90/100-10 ●価格:27万3900円 ●色:青、赤、白、黒 ●発売日:2022年10月18日
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