新型Zもタジタジの大人気

2日間で600人が試乗! カワサキの電動3輪ビークル「noslisu(ノスリス)」が試乗会でモテモテだったッ!

先日、市販化が発表されたカワサキの電動3輪ビークル「ノスリス」が、神奈川県横浜市の商業施設・横浜赤レンガ倉庫にて試乗会を開催。関東圏では初の機会とあって注目度は非常に高く、5/21(土)〜22(日)の2日間で600人以上が試乗。2023年の一般市販に向けて高い注目度を感じさせた。


●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:noslisu

カワサキの2輪エンジニアがガチ関与。限定100台は即日完売!

2輪の気軽さと、4輪の安定性や積載力。そのいいとこ取りを狙った新感覚の電動3輪ビークル「ノスリス」は、川崎重工の社内公募制度から生まれたプロジェクト。開発はニンジャH2の車体設計者が主導し、同じくカワサキのテストライダーが操安をまとめるなど、バイク乗りなら身を乗り出したくなるバックボーンを持つのも特徴だ。

電動アシスト仕様とフル電動仕様(ミニカー登録で普通四輪免許が必要)があり、2021年にクラウドファンディングで各50台ずつ限定販売したところ初日に完売と大反響。これを受けて先日、2023年春の一般市販開始がカワサキから発表されたばかりだ。

今回の試乗会は4輪誌「ル・ボラン」主催のカーズミート横浜2022というイベント内で開催されたもの。関東圏での試乗会は初だったが、昨今の電動モビリティへの関心の高さを示すように盛況で、人の往来が絶えない赤レンガ倉庫という場所も手伝って、2日間でなんと約600人(しかも初日は降雨で中断あり)が試乗するという賑わいを見せた。

試乗会の様子を見ていると、前2輪がリーンする独特な動きに思わず立ち止まり…という人がほどんどで、直感的に「転びにくそう」と感じるのか妙齢の女性が積極的に話を聞く様子も。フル電動仕様を試乗した人の多くは「思ったよりも速い!」とその印象を述べていた。

電動キックボードに代表される、近距離移動用の電動モビリティが注目を集める昨今、ノスリスはカワサキにとって大きな可能性を秘めた商品と言える。子供の送迎や宅配需要も想定しているそうだから、今後はバージョン展開にも期待したいところ。販売方法や価格など、今後発表される詳細情報にも期待したい。

観光スポットらしく家族連れや女性が興味を示す様子も。人だかりが途絶えず、説明の方々も少々お疲れ気味…。

仕切られた試乗コースでは、電動アシスト版とフル電動版の両方が試乗できた。試乗者の印象はおしなべてポジティブだったようだ。

電動アシスト仕様のノスリス。ある程度以上はバンクしないストッパーや、自立状態をキープできるロック機構も持つ。

こちらはフル電動仕様。ミニカー扱いとなるため普通四輪免許が必要で、走行は車道に限定。車両法規に沿って前2輪の幅は電動アシスト版より拡幅される。

シンプルかつ軽量な前2輪構造。上下2本のアームが左右輪を懸架し、バンクすると前輪も傾き、ハンドルを切れば舵角も発生。ハの字型のバネはバンクした車体を直立に戻すためのもので、サスペンション機能はない。

雪道の走破性にソバの出前適性などなど…既に様々なテストも行われている模様です。

動画で3輪が傾く様子をチェック!


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