
1976年のAMAスーパーバイク選手権を疾走したヨシムラZ1、これをオマージュしたカスタムキットがヨシムラから登場した! AMAカラーに塗られた外装パーツを中心としたSPEC1、そしてヘリテイジKIT専用のマフラーやプロテクターなどの機能パーツを追加したSPEC2をラインナップする。メーカー純正のレジェンドカラーですら物足りない……というあなたに!
●外部リンク: ヨシムラジャパン
ウェス・クーリー選手が駆ったヨシムラZ1のオマージュカラーだ!
クーリーレプリカといえばスズキの青×白マシンを思い浮かべる人も多いだろうが、1976年にAMAスーパーバイクを走った赤×黒のヨシムラZ1も伝説のマシンのひとつ。このスペシャルカラーをZ900RS/Z900RSカフェで再現できるヘリテイジKITが登場したぞ!
1976年 YOSHIMURA Z1■ウェス・クーリーは1976年にZ1を駆り、デイトナインターナショナルスピードウェイで行われたAMAスーパーバイク選手権シリーズ戦で4位に入賞。1977年の最終戦では初勝利を挙げた。1978年以降はスズキGS1000にマシンをスイッチ。ヨシムラのライダーとして1978年/1980年の鈴鹿8耐で優勝している。
Z900RSは2018年の登場から3年連続で大型バイクのベストセラーとなった大人気車。間もなく発売の2022年モデルでは1975年式Z1を元ネタにした「青玉虫」カラーが登場しただけでなく、欧州では“イエローボール”仕様のスペシャルエディションが発表され、国内発売への期待でファンの心は加熱するばかり。
そして、往年のZ1カラーをメーカー純正でオマージュしているのも魅力だが、当時のレースで活躍したカラーリングをZ900RSで再現したい……そんなふうに考えるZファンも、きっと少なくないはずだ。
そんなZファンの心をくすぐるヨシムラのヘリテイジKITは、AMAカラーに塗られた外装パーツを中心としたスペック1、そしてヘリテイジKIT専用のマフラーやプロテクターなどの機能パーツを追加したスペック2がラインナップされる。
スペック1/2ともにセット販売(バラ売りなし)となり、スペック1は通常ラインナップとして販売されるが、スペック2は限定50セットのみとなる。予約受付中で、2021年9月下旬から順次出荷予定だ。
ちなみに、ヨシムラのZ900RS/カフェ用手曲げストレートサイクロンは今もバックオーダーが続いている状態だという。思い切って限定キットを検討してみるのも……アリかも?!
■ヨシムラ ヘリテイジKIT スペック1
燃料タンクおよびテールカウルはカワサキ純正品を塗装したもの。これにカーボン製サイドカバー、カーボン製フロントフェンダー、クランクケースエンブレムをセットする。さらに、ドイツのティッセンクルップ社によるカーボンホイールもオプション設定(後述)。Z900RSカフェのほうはもちろんフロントカウルもセットになる。
特典付属として、レーシングマットおよびリザーバータンクバンド(通常品)が付くほか、オンラインショップ限定の取り付けサービスがオプション設定される(Z900RS=2万7500円/Z900RSカフェ=2万8600円)。
Z900RS(18-21)Yoshimura Heritage KIT SPEC1[通常販売キット]●価格:40万1500円 ※セット内容にフューエルタンク用「Kawasaki」純正エンブレムは商品に含まれません
Z900RS CAFE(18-21)Yoshimura Heritage KIT SPEC1[通常販売キット]●価格:53万3500円 ※セット内容にフューエルタンク用「Kawasaki」純正エンブレムは商品に含まれません
■ヨシムラ ヘリテイジKIT スペック2
スペック1の内容に加え、ヘリテイジKIT専用の機械曲チタンストレートサイクロン(通常はステンレス)をセットするのが目玉。チタンをあえて塗装する贅沢な仕様で、グラデーション加工されたチタン製エンブレムがタダモノではない雰囲気を放つ。また、ステップKIT X-TREDは通常のグレーに対しブラックとなり、さらにヒールガードが通常のアルミからドライカーボン製に。エンジンケースガード パルサーカバー、エンジンケースガード ジェネレーターカバー、ラジエターコアプロテクター、フレームキャップSETも既存のヨシムラパーツの色違いやデザイン違いのスペック2専用品だというから目が離せない。
スペック1同様にドイルのティッセンクルップ社によるカーボンホイールはオプション設定(後述)。特典付属としてレーシングマットおよびリザーバータンクバンド(通常品)が付くほか、オンラインショップ限定の取り付けサービスがオプション設定される(Z900RS=5万5000円/Z900RSカフェ=5万6100円)点も同様だ。
Z900RS(18-20/21)Yoshimura Heritage KIT SPEC2[限定50セット]●価格:91万3000円 ※セット内容にフューエルタンク用「Kawasaki」純正エンブレムは商品に含まれません
Z900RS CAFE(18-20/21)Yoshimura Heritage KIT SPEC2[限定50セット]●価格:104万5000円 ※セット内容にフューエルタンク用「Kawasaki」純正エンブレムは商品に含まれません
機械曲チタンストレートサイクロン Duplex Shooter 政府認証■SPEC2専用パーツ ●重量:5.6kg(STD:12.0kg) ●ヘリテイジKIT専用チタン製エンブレム(チタンブルー加工、レーザーマーキング仕上げ)
機械曲チタンストレートサイクロン Duplex Shooter 政府認証■SPEC2専用パーツ ●チタン製サブサイレンサーは、排気効率と音量規制の両立を実現。公道とレーストラックの両方で最大限のパフォーマンスを発揮する。
Z900RS/カフェ ヘリテイジKITスペック2のパワーグラフ。高回転の突き抜けるような吹け上がりが期待できる!
ラジエターコアプロテクター■SPEC2専用パーツ ●ヘリテイジKIT専用デザイン ●色:Black Oxide
オプション[カーボンホイール]
こちらはスペック1/スペック2どちらにも組み合わせ可能はオプションのThyssenKrupp(ティッセンクルップ)社製 カーボンホイール(非売品リムステッカー付属)。 ●価格37万9500円 ●JWL規格適合品 ●重量:フロント2.6Kg(STD:4.9Kg) リヤ3.6Kg(STD:6.0Kg)
取付サービス(オンラインショップ申し込み限定)
■概要
「ヨシムラオンラインショップ」からのご購入者様を対象とした、ヨシムラメカニックによる有料取付サービスです。
■対象商品
・Z900RS/CAFE YOSHIMURA Heritage KIT AMA Edition SPEC1 および SPEC2
■対象者
・「ヨシムラオンラインショップ」から、SPEC1もしくはSPEC2をご購入のお客様
・かつ当社まで直接車両のお持ち込みが可能な方。https://www.yoshimura-jp.com/company/outline
<車両持ち込み受付時間:9:00-16:00 定休日:土曜、日曜、祝日>
■料金
・Z900RS SPEC1 ●2万7500円
・Z900RS CAFE SPEC1 ●2万8600円
・Z900RS SPEC2 ●5万5000円
・Z900RS CAFE SPEC2 ●5万6100円
■作業時間の目安
・SPEC1 約150分
・SPEC2 約300分
その他の詳細については下記公式サイトへ
Z900RS/CAFE YOSHIMURA Heritage KIT AMA Edition
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
クロスビー/クーリー組が世界選手権鈴鹿8時間レース優勝 マン島2位、アルスター優勝でTTフォーミュラ世界チャンピオンとなり、イギリス国内では連戦連勝を続けているクロスビー。TZ750を2度も破って優勝[…]
純正キャブと同口径を新たに設定 1972年の登場から、来年でちょうど50周年。そんな偉大な境目を迎えようとしているカワサキZ1に向けたヨシムラの新商品は「903ccのノーマル排気量に対応し、かつ純正エ[…]
青&黒の玉虫兄弟だけかと思ったらイエローボールの登場ですよ!! カワサキは、SNSで「Z900RS SE」を名乗る特別仕様を公開。2022年モデルとして国内発売することは間違いなさそうだ。 ※追加情報[…]
「青玉虫(キャンディトーンブルー)」と「黒玉虫(メタリックディアブロブラック)」の2色 カワサキはZ900RSにニューカラーを設定、2022年モデルとして発売する。従来のイエロータイガーことキャンディ[…]
Z900RSよりもカラーリングの振り幅が大きいぞ! 従来の曲線ラインやグラデーションを活かしたグラフィックとは一線を画し、マッスルカーなどのアメリカンスポーツを彷彿とさせる、シルバーのストライプが新鮮[…]
最新の記事
- 2025新型ホンダ「CBR250RR」3/6発売! カラー一新で、より魅力が引き立つ外観に
- 2025新型ホンダ「CRF250L/ラリー」登場! 一部パーツのデザイン変更で快適性向上+ニューカラー
- 【SCOOP!】逆襲のスズキ、『MotoGP復帰』&『最高峰GSX-Rは850ccで復活』の可能性あり?!【YM的確信】
- [2025MotoGP] 2020王者ミルに迫る! オージーケーカブトのサポート経緯や、デザインの秘密は? アレイシ兄貴の自転車ヘルメットの行方も判明!
- 寒い日の転倒リスク減少! 効果的なタイヤの温め方とライディングのコツを解説してみた
- 1
- 2