バイクメーカーや販売店のイベントが大々的に開催できない状況の中、ハーレー乗りのユーチューバー「KenChannel」がミーティングを企画。ボランティアの仲間たちが集結し、HDJ正規販売網のハーレーダビッドソン神戸&南大阪が強力バックアップ。開催日の2021年4月11日、会場となった兵庫県三木市のかじやの里 めっせ三木では、多くの参加者が集合。主要パーツメーカーなどの出店もあり、大盛況となった。
●写真:伊勢悟 ●取材協力:ハーレーダビッドソン神戸
KenChannel MEETING!!
関わったスタッフら全員の「イベントを成功させたい」という熱き思いが、天に届いたのだろう。空は青く澄み渡り、絶好のバイク日和。ゲートオープンすると、広い駐車場が瞬く間にハーレーで埋め尽くされた。周辺の交通が混乱しないよう、次々にやってくるバイク乗りたちを、お揃いでつくった黄色いTシャツを着たスタッフらがスムーズに入口へ案内していく。入場の際にはマスク着用/消毒/検温/アンケートなど感染予防にも抜かりがない。密を避けるため、ときには入場制限も行われたが、駐車場にずらり並んだバイクたちを眺めているだけで楽しく待っていられる。ハーレー女子たちが写真を撮っていたり、にぎやかなムードだ。
これだけの大きな催し。通常ならイベント運営会社によって行われるものだが、スタッフらは皆さんボランティアの方々。会場を決める段階から何度も集まり、前日から手づくりでイベント会場を設営した。出入りの誘導や駐車方法などもシミュレーションし、万全を期した。イベントに慣れたハーレーダビッドソン神戸/南大阪、出展社らの後押し、協力があったとはいえ、見事としか言いようがない。
「イベント開催など初めてのことですし、何もわからないままスタートしましたが、こんなに多くのハーレー乗りたちが来てくれて本当に嬉しい。みんなのおかげです。ありがとうございます」と頭を下げるのは、主催者のケンちゃん。ハーレー購入を機にユーチューブチャンネルをスタートさせ、ユーザー目線でカスタムやメンテナンスの悩み、ツーリングの楽しみなどを定期的に配信している。
「重苦しい世間のムードを一変したい。緊急事態宣言や外出自粛要請が解除された期間に、感染予防を徹底して」と、自分たちでイベントを開こうと決めた。共感し全面的に協力したのも、多くはユーチューバーたち。同じようにハーレーを購入し、さまざまな情報を発信し続けている。「どうして手伝いを?」と彼らに聞くと、こう教えてくれた
「ハーレーのミーティングというと、旧いモデルやハードなカスタムが主役の場合が多い。ボクらのように、ディーラーで高年式車を購入した人たちがもっと気軽に集まれるイベントがあればいいと思っていました」
メーカーやショップ主導ではなく、ユーザー自身でイベントを企画し、仲間を集めて主催した今回。新しいカタチに見えるが、ハーレーダビッドソン神戸のゼネラルマネージャー上代康晴さんは「そもそも本場アメリカのHOG(ハーレーオーナーズグループ)では、こうしてお客様たちの中からリーダーを決めて、ユーザー様らが主体になってイベントやツーリングが行われ、我々ディーラーはサポートに回るのがスタンダードなんですよ。今回のような機会が今後も増えていけばいいと思いますね」
トークショーには『ウィズハーレー』誌編集長・青木タカオも登壇し、ケンちゃんらと楽しくおしゃべり。ステージから会場を見渡すと、多くの若者の姿が。新しさに満ち溢れた次世代のミーティングに参加できたことを光栄に思っている。当日の模様は、ケンチャンネルやウィズハーレーのユーチューブをはじめ、ボランティアとして参加したメンバーらによってもさまざまな角度からレポートされているので、ぜひご覧いただきたい。
ミーティングを成功させた! KenChannel MEETING 運営ユーチューバー&リスナーさんたち
ウィズハーレー読者撮影会:Meet Up!! WH SUPPORTERS KenChannel MEETING!!
合わせて『ウィズハーレー』読者撮影会も開催。みなさん、とびっきりのスマイルを愛車とともに見せてくださいました。参加者は最高の記念となりましたよ~!
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