SHOEIは、コンパクト&軽量をコンセプトとするフルフェイスヘルメット『Z-8』に新たな2種のグラフィックモデルを発売する。『SHOEI Z-8 ARCANE(アルケーン)』と『SHOEI Z-8 FAUST(ファウスト)』はいずれも10月末までの受注生産の限定モデルとなっている。
●文:山下剛 ●情報提供:SHOEI
性能バランスに優れた人気のフルフェイスに受注限定生産グラフィックモデルが登場
『Z-8』は、“コンパクト&軽量”をコンセプトとし、SHOEIのラインアップでは街乗りからツーリング用途を担う主力フルフェイスヘルメットだ。従来モデル『Z-7』から大幅な変更と進化を遂げて2021年3月に発売されたばかりの新製品であるが、ソリッドカラー(単色)は7色揃うほか、グラフィックモデルが早くも豊富に投入されている。
このたび新たに2種類のグラフィックモデルを投入することで、グラフィックモデルは7種、カラーバリエーションを含めると14種が揃うことになり、ソリッドカラーとの合計は21バリエーションとなる。
『Z-8 ARCANE(アルケーン)』は、白と黒のモノトーンを基調にしながらも、ライトブルーやゴールド、レッドを使った明るいカラートーンが特徴だ。グラフィックパターンはチェッカー柄やゼブラ柄、稲妻柄など、直線的なパターンで構成されており、手の込んだグラフィックながらもシンプルにまとめられている。発売は2021年9月で、同年10月末までの受注生産となる。
『Z-8 FAUST(ファウスト)』は、マットブラックをベースカラーとしてマットグレーのブラシパターンを背景に、左側頭部に鎌を構えた髑髏の死神を描くことでヘヴィメタルなイメージを表現した、過激なグラフィックモデルだ。ファウストとはドイツ語圏での男性名であり、拳を意味する言葉でもあるが、中世に存在したといわれる悪魔と盟約を結んだ錬金術師のことも指す。18~19世紀に活躍したかの有名な戯曲家・ゲーテが同名の長編を描き、現在まで残る名作になっていることでも知られる。こちらのモデルは2021年8月発売、10月末までの受注となる。
『Z-8』のフルモデルチェンジ内容は、空力性能と静粛性の向上、ベンチレーション機能の高効率化、より広い視界を確保しつつスムーズな開閉を実現したシールドシステム、剛性を再設計したうえでサイズごとに独立した帽体の採用などで、安全性と快適性をよりいっそう向上した。さらに軽量化も達成している。
静粛性が高まったことでインカムとの相性も向上し、従来モデルから継承されるインカム用スピーカー収納スペースには、音の反響を防ぐためのパンチング加工が施された。
安全規格はJISをクリアしており、市街地走行やツーリングはもちろん、レース以外であればサーキット走行会でも着用できる。安全や快適性能だけでなく、SHOEIならではの優れた質感もあり、着用した際に感じられる“安全意識の高まり”も期待できる。
SHOEI Z-8 ARCANE
【SHOEI Z-8 ARCANE】●価格:6万6000円 ●サイズ:XS(53cm)、S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:黒×白 ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガード、チンカーテン、シリコンオイル、SHOEI ドライレンズ304(防曇シート)、スペア防曇シート用ピンセット、SHOEIロゴステッカー ●発売時期:2021年9月 ※2021年10月までの受注限定生産モデル
SHOEI Z-8 FAUST
【SHOEI Z-8 FAUST】●価格:6万6000円 ●サイズ:XS(53cm)、S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:ツヤ消し黒×灰 ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガード、チンカーテン、シリコンオイル、CWR-F2ピンロックEVOレンズ、スペアピンロックセット、SHOEIロゴステッカー ●発売時期:2021年8月 ※2021年10月までの受注限定生産モデル
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