
自然と自由、そしてマシンを操るアトラクション性に富んだオフロード走行に対して興味を持つ人、これから始めようとしている人が増加傾向にあるという。そんな人たちにとっては、ガッツリとオフロード走行に適したオフロードブーツは敷居も価格も高かったり、足の自由度や履き心地/ホールド感など慣れるまで違和感を感じるかもしれない。かといって普段使いもできるものだと、もっと突っ込んで攻めたいとなった時に安全性やプロテクション性に不安を覚えるかもしれない。本記事では、そんな不安を解消する”高いプロテクション性/柔らかい履き心地/リーズナブル”の3拍子が揃ったオフロードブーツ「TCX X-ヘリウムミシュラン」を紹介するゾ!!
●取材協力:モータリスト
ミシュラン製ソールを装備した、幅広く使えてリーズナブルなオフロードブーツ
イタリアのモンテベルーナに本拠地のあるTCXは、モトクロス用をはじめフラットトラックやATVなど幅広くブーツをラインナップしている、デザインと機能性に優れたブランド。一時期は国内販売されていたが、オフロードブーツに関してはモータリストが新たに販売を行うことになった。
今回はその中から「X-ヘリウムミシュラン」をピックアップ。TCXのトップモデルと同様のミシュラン製「ハイブリッドソール」を採用しつつ、くるぶし部分を簡素化してコストを下げている。安価ながら高いプロテクション性を発揮する、熟練オフロードライダーやこれから始めるビギナーまで幅広くオススメできるオフロードブーツだ。
ブーツ内側側面からつま先にかけて装備されたポリウレタン製ガードが、足首の左右方向への余分な動きを防ぎ、しっかりとしたサポート性が感じられる。上下方向は、シューズのような操作しやすさはないが、ブレーキやシフト操作を無理なく行える柔軟さは確保。スネにプレートを配置していることもあり、足首部分の柔軟さよりも足全体をしっかり保護するプロテクション性を重視した作りになっている。

【TCX X-HELIUM MICHELIN】●素材:マイクロファイバー 呼吸素材AIR TECH ●カラー:イエロー レッド ブラック ●サイズ:EU38(24.0cm)~EU49(32.0cm) ●重量:1288g(サイズ41 片足・編集部実測値) ●価格:4万1800円
ここまで聞くと、オフロードブーツならではのガッチリした硬い履き心地と思うだろうが、「エアテック」という呼吸素材を使用したインナーは肌触りがよく、蒸れを低減しつつ柔らかい履き心地なのだからオドロキだ。さらに、ソールは確実なグリップ力と高い耐久性を両立したミシュラン製で、モトクロス向きのフラットソールながらエンデューロでも使える歩行性を発揮してくれるのが特徴だ。
林道ツーリングやエンデューロで確実なプロテクション性を発揮しつつ、求めやすい価格設定でサポート体制も万全。そんなコストパフォーマンスの良さも魅力のブーツだ。
[1] つま先からスネにかけて、ブーツ内側側面にガードを配置。ふくらはぎ側面のドット柄はヒートガード。[2] 細身なシルエットでフィット感は良好。ニーブレイス使用者は試し履きをしておきたい。[3] アキレス腱部分は蛇腹状で、足首の上下方向の動きやすさに貢献している。蛍光イエローが視認性も高めている。[4] ミシュラン製のハイブリッドソール。排水性/グリップ力/耐久性を兼ね備え、フラットパターンながらエンデューロでの歩行性も確保している。
バックルは軽量なアルミ製で確実なホールド力を発揮する。破損時には補修部品で交換可能。
呼吸素材「エアテック」を使用したインナーライニング。柔らかい履き心地を提供してくれる。モータリスト・ファクトリーで各サイズの試し履きができる。しっかりしたサポート体制で、長く使用できる。
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