●文:ライドハイ編集部(根本健)
A.フルバンクのままシフトアップするからです
レーシングマシンのギヤチェンジパターンは、一般のスポーツバイクと逆のパターン、1ダウン5アップではなく1アップ5ダウンが主流です。
理由は明解で、一般的な1ダウン5アップだと左コーナーをフルバンク中にブーツが路面に当たるのでシフトペダルの下に入らず、シフトアップができないからです。
レースではコーナリング中であろうとエンジン回転がレッドゾーンへ達すると、パワーがピーク域を越えてしまうため、次のギヤへシフトアップしないと加速が途切れてしまいます。
つまりフルバンク中でも、シフトアップが必要なシーンはいくらでも巡ってくるのです。
そこでシフトペダルを上から踏み込むシフトパターンにして、フルバンク中のシフトアップを可能にしたのです。
これをさらにクイックなシフトアップとして、加速を途切れないようにしたのがパワーシフターで……
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
関連記事
A.下げれば凹んでグリップ……ほどカンタンじゃありません 知り合いがサーキットを走るとき、空気圧を下げると聞いて驚きました、というご質問。公道よりハードに走るのに柔らかく凹みやすいと都合が悪そうなイメ[…]
最新の記事
- この羽根、動くぞ!! CFMOTOが「V4 SR-RRプロトタイプ」を発表、2026年に生産開始へ!【EICMA】
- Insta360 X5がMotoGP王者マルケスとコラボ! チャンピオン記念版が世界限定9393台で登場
- スズキ新型「GSX-R1000 / R」英国で価格発表!! エンジンと電子制御を大幅改良しカーボン製ウイングも新装備
- スズキUKが「ハヤブサ スペシャルエディション」の価格を発表! 専用カラーを纏いシングルシートカウル装備
- 【限定9台】46worksが最新コンプリート『R12nineT 46works Complete Custom #02』を製作、モトラッド相模原より限定リリース!






















