フェイスリフトでTFTカラー液晶も

ホンダ新型「CB1000R」国内モデル正式発表! デザインも進化して価格は据え置き

ホンダは、欧州で先行発表されていた新型CB1000Rを国内でも正式発表。2021年2月20日よりWEBで公開される「ホンダモーターサイクルフェス2021」にも出展する。価格は据え置きとなり、発売日は2021年3月25日。

●車両別アーカイブ:ホンダ CB1000R

デザインはアグレッシブに進化し、欧州仕様ではユーロ5に適合している

2018年モデルとして登場した初代から初のモデルチェンジとなったホンダ「CB1000R」は、CBR1000RR由来の並列4気筒エンジンを搭載する“ネオスポーツカフェ”コンセプトを体現したスポーツネイキッドだ。

2021年モデルの主な変更内容は、新デザインのTFTフルカラー液晶メーターやリデザインされたサブフレーム、新型ホイール、新デザインのヘッドライトユニットなどによりアグレッシブなスタイリングを手に入れ、さらにスマートフォン接続によるボイスコントロールシステムなどを採用したことだ。

新しい5インチのTFTフルカラー液晶メーターは視認性を向上し、4パターンの表示モードを備える。サブフレームはリデザインされ、シルバーアルマイト処理でハイライトを演出。ナンバープレートホルダーは小型化された。

欧州仕様エンジンはユーロ5に適合していたが日本仕様における変更はFIのリセッティングのみで、レイン/スタンダード/スポーツ/USERという3+1のライディングモードもそのまま継承している。WMTCモード燃費は17.1L/km。ショーワ製アジャスタブルのSFF-BPフロントフォークやラジアルマウントキャリパーなども不変だ。

スタイリング上で印象的なのは、ティアドロップ型となった新デザインのLEDヘッドライトだろう。従来は発光面が垂直に立っていたが、新型はやや後ろに寝かされ、同じく形状変更を受けたラジエターシュラウドと調和のとれた流れを表現している。

カラーリングはブラック、レッド、シルバーの3本立て。

ライディングポジションと足着きはご覧の通り。ライダーは身長172cm/体重75kg。

HONDA CB1000R[2021 model]

【HONDA CB1000R[2021 model]】主要諸元■全長2120 全幅0 全高1090 軸距1455 シート高830(各mm) 車重213kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 145ps/10500rpm 10.6kg-m/8250rpm 変速機6段 燃料タンク容量16L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●価格:167万900円 ●色:黒、赤、銀 ●発売日:2021年3月25日

HONDA CB1000R[2021 model]マットバリスティックブラックメタリック

HONDA CB1000R[2021 model]キャンディークロモスフィアレッド

HONDA CB1000R[2021 model]マットベータシルバーメタリック

新型ホイールを採用。ブレーキキャリパーはトキコ製ラジアルマウントだ。

片持ちスイングアームによってリヤホイールはより複雑な形状に。マフラー形状は従来型を踏襲。

エンジンは国内仕様については変更のアナウンスなし。欧州仕様はFIセッティングのみでユーロ5に適合したとされていた。

片持ちスイングアームにマウントされるナンバープレートホルダーは、従来よりもやや小型化。

新作となる5インチTFT液晶メーターパネル。自動調光するバックライトを採用するほか、表示レイアウトは4パターンから任意で選択できる。

スマートフォンとの連携を可能にしたHSVCS(Honda Smartphone Voice Control System)を新採用。ハンドルスイッチやBluetooth接続されたヘッドセットを通じたライダーの音声などで、スマートフォンのマップやアプリなどの操作が可能に。


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