●写真:Honda Big Wing India
2020年9月末にインドで発表され、世界的に話題沸騰となったホンダの新作ネオレトロ「ハイネスCB350」は、日本でも「GB350」の車名で発売されることになりそうだというスクープ情報に続き、価格についても情報をキャッチしたのでお伝えしたい。
この時代に新作エンジン搭載で50万円切りはビッグニュース!
ホンダ「ハイネスCB350」は、超ロングストローク設定の空冷単気筒エンジンを搭載するネオレトロバイク。2020年9月末にインドで正式発表されると、瞬く間に日本でも話題となった。厳しくなる一方の排出ガス規制に適合しながら、インド現地価格は日本円換算で27万円程度という価格や空冷エンジンの美しさ、往年のバイクらしいバイクを表現したデザインなどが支持された格好だ。
日本でも発売されるのはほぼ確実で、発表は2021年春ごろの見込み。発売時の車名はGB350となる可能性が高いとの情報も得た。
そして今回、新たにヤングマシンが独自情報を入手したのは、日本における価格である。なんと50万円切りの可能性が出てきたのだ。たしかに、インドはユーロ5相当の排出ガス規制『BS6』がすでに施行されており、日本仕様でエンジンの排ガス対策を追加する必要はなく、ABSもインド仕様ですでに標準装備している。大きく作り変える必要がないのであれば、戦略的な価格を実現することも不可能ではないように思えてくる。
というわけで、YMが今までにお伝えしてきた55~60万円という予想価格を改めたい。
ズバリ、49万9000円でどうだ!
この価格を実現するための手法として予想されるのは、まずはスイングアーム左側のサリーガード(インドの民族衣装で、これをチェーンに巻き込まないようにガードが追加されるのがインド仕様では一般的)を取っ払うこと。続いて、現地の上級仕様「ハイネスCB350 DLX Pro」に装備されるスマートフォンによるボイスコントロール機能も、日本ではスマホを直接マウントする方式のほうが一般的なので、割り切って廃止してしまってもいいんじゃないだろうか。
これらだけでもイケそうな気はするが、さらにカスタムベースととらえて交換したい人は交換すればいいと考えれば、フェンダーの樹脂化なども可能かもしれない。また、シルバーアルマイト処理のステッププレートは、日本で好まれるデザインを考慮すれば黒いスチールパイプでシンプルにまとめるのも手だ。
新しくも普遍的なデザイン、豊かな低速トルクとパルス感で味わいも期待できるエンジン、そして低価格まで揃えば、買わない理由は見つからない。あとは正式発表を待つだけだ。お願いしますよ、ホンダさん!
【意外と立派?】HONDA H’ness CB350[2021 model]
WEBヤングマシンでは2020年末の記事で国内初の生撮りもスクープしているが、その際の車両の印象は「思っていたよりも立派な車格」だった。1441mmのホイールベースに前19/後18インチホイールを組み合わせ、シート高は800mm。デザインテイストが似ているカワサキのエストレヤよりも全長は90mmほど長く、シート高もエストレヤ735mmに対し65mm高いわけだ。このあたりも、大人がたしなむネオレトロとして支持を集める理由のひとつになりそうだ。
ディテール解説については関連記事を参照されたし。
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