“高値の花”はすべて400万円超。一方、価格破壊の8万円切りも!
高価格部門では、ハンドメイドなどスペシャルな限定モデルが名を連ねた。中でもアストンマーティンAMB001は、英国の高級車ブランドがコラボしたモデルで、スーパーカーの趣が漂う。2位は本企画にこれまでたびたび登場しているドゥカティ スーパーレッジェーラV4で、上位2台のみ1000万円を突破した。以下、各社自慢の豪華マシンが並ぶ。
(※国内での販売未定および受注期間終了モデル/レーサーを含む)
一方の低価格部門は、海外の並行輸入車を含むランキングとした。その結果、10万円切りのインド製バイクがワンツー。既に生産終了したが、一部の販売店でまだ購入できる。
(※’20年7月上旬現在、日本で購入できるモデルから選出。価格はヤングマシン調べの最安値)
高い第1位[約1300万円(10万8000ユーロ)]アストンマーティン AMB001:優雅なるターボ機
戦前に高級2輪メーカーとして名を馳せたブラフシューペリアと、4輪ブランドのアストンマーティンが共同開発。180psを発生するターボ付きのDOHC997cc水冷Vツインを、カーボンやチタンを多用した軽量な車体に搭載する。本革シートや4輪的な操舵機構も特徴。残念ながら公道走行はNG。限定100台。
高い第2位[1195万円]ドゥカティ スーパーレッジェーラV4:モトGPレプリカ級
シャーシもホイールもカーボン製。ウイングもV4Rより多い4枚羽根で、レーシングキットまで付属する。さらにオーナーを特別イベントに招待。SBKワークスレーサーや、モトGPマシン=デスモセディチGPへの試乗機会も得られる。限定500台。
高い第3位[605万円]MVアグスタ ブルターレ1000セリエオロ:美しきビースト
MVアグスタと言えば高級バイクの代名詞。旗艦ネイキッドが現行型の最高額となり、カワサキ ニンジャH2Rと3位を分け合った。新作の直列4気筒を採用し、ウイングまで装備。’18ミラノショーで最も美しいバイクに選ばれたように、各部の造形に一切の手抜かりがない。世界限定300台。
安い第1位[8万4800円]ホンダ クリック110:インド製の究極シンプル
キャブ仕様の空冷シングルを積む激安スクーター。日本仕様ではなく、インドからの輸入車となる。以前10万円を切るバイクは多かったが、各国で排ガス規制が強化され、生産中止に。本作も絶版となったが、一部でまだ新車が買える。
安い第2位[9万8900円]ホンダ ナビ110:知恵と工夫の面白スタイル
クリックと基本設計を共有したスクーターながら、グロム風のネイキッドに仕上げてしまった驚愕モデル。一般的なエンジンにあたる部分はカバーで、中は空洞だ。これも生産終了なので欲しい人は急げ!
’20年の高価格ベストテン
1.〈1300万円〉アストンマーティン AMB001
2.〈1195万円〉ドゥカティ スーパーレッジェーラV4
3.〈605万円〉MVアグスタ ブルターレ1000セリエオロ
3.〈605万円〉カワサキ Ninja H2R
5.〈558.8万円〉インディアン ロードマスターエリート
6.〈550.88万円〉ハーレーダビッドソン CVOリミテッド
7.〈500.5万円〉MVアグスタ F4RC
8.〈489万円〉ドゥカティ パニガーレ25°アニバーサリー916
9.〈484.8万円〉インディアン チーフテンエリート
10.〈480.48万円〉ハーレーダビッドソン CVOロードグライド
※国内での販売未定および受注期間終了モデル、レーサーを含む。
’20年の低価格ベストテン
1.〈8.48万円〉ホンダ クリック 110
2.〈9.89万円〉ホンダ ナビ 110
3.〈10.89万円〉ホンダ WAVEアルファ110
4.〈12.9万円〉ヤマハ シグナスRAY Z
5.〈14.9万円〉ホンダ アクティバ125
6.〈15.9万円〉ヤマハ T115
6.〈15.9万円〉ホンダ CG125Fi
8.〈16.0926万円〉ヤマハ Mio125 M3
9.〈16.5万円〉SYM オービットⅢ 50
10.〈16.61万円〉スズキ レッツ
※7月上旬現在、日本で購入できるモデルから選出。価格は本誌調べの最安値。
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