フランス発の大手ヘルメットブランド・シャークから、注目の新作ツーリング向けフルフェイスが日本上陸。ストリートに似合うスタイリッシュなデザインと優れた空力特性を両立する帽体に、内蔵バイザーなど便利アイテムを満載しながら、価格はお手頃だ。
安定した帽体&抜群の使い勝手で長旅が得意
今年で創業30周年を迎えたシャーク。モトGPライダー、ホルヘ・ロレンソの活躍で一段と名を広め、現在はヨハン・ザルコらが着用するなどレースイメージが強いが、多彩なヘルメットを世界77か国で販売している。
シャークの特色は、高い機能性とデザインの融合。南仏マルセイユ本社で研究開発され、空気力学などの最先端技術を元に設計を行う。ライダー保護に関する生物医学研究の専門家で構成されるストラスブール大学と共同研究するなど、安全性の追求にも余念がない。
加えて「機能性を創り出すデザイン」がモットー。ファッションの国フランスだけに、最新のモードや自動車などの市場動向も取り入れている。
これらの特色は、近々国内で販売開始となる「Dスクワール2」でも存分に活きている。エッジの利いたリヤスポイラーやチンガードは、まさに機能性とデザインの競演だ。ラインナップの中で最もツーリングに適したモデルとして内蔵サンバイザーを備えつつ、円形の開閉スイッチがシールドベースと自然に馴染んでいるのがサスガだ。
もちろん快適性も抜群。100km/h巡航でも帽体が安定し、不快な風切り音もない。アゴ下からの巻き込み風は大型のチンカーテンがしっかりガード。サンバイザーが大きく、ノーズガードとのすき間が小さいため、明暗差が気にならないのもいい。
ワンタッチバックルや、メガネを収めやすいスリットも使い勝手良好。さらに曇り止めのピンロックシートも標準装備し、単色で3万円中盤なのだから、この買い得感は素晴らしい。
RACE-R PRO GP FIM RACING #1:FIM新規格を世界で初めて取得
モトGPやスーパーバイク世界選手権の参戦に必須のFIM新規格を世界で初めて取得し、いち早く市販化したのが本作。300km/h超を想定したリヤスポイラーにカーボン帽体、チタン製Dリングなどを与えたプレミアム仕様で、もちろん公道走行もOK。シャークプロショップでの数量限定販売だ。
●文:沼尾宏明 ●写真:真弓悟史 ●問い合わせ:ワイズギア ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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