ほんの数ヶ月の間にハーレーが3台になったというKさんご一家。今や親子でカスタムハーレーを乗り回すフリークに。すべてのきっかけは、妻であり母であるKさんが長年封印してきた熱い思いだった。
●文/写真:森下光紹 ●取材協力/マイパフォーマンス ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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家族で走ることが何より楽しい。それが我が家のハーレーライフ
筆者がKさんに初めてお会いしたのは令和元年の5月。山梨のショップ・マイパフォーマンス主催のツーリングに参加されていたのだ。その時は、まだ納車されて間もないカスタムバイクに少し戸惑い気味だった彼女。一見すると優しげで、まさかリジットフレームのカスタムハーレー乗りとはとても思えないルックス(失礼)。しかし、バイクへの思いは誰にも負けないほどの強さだったことを思い出す。
「ワタシね、ずーっと以前からこんなハーレーに乗ってみたかったの。でも学生時代は親に反対されたし、子育て中は忙しくて無理だった。本当はビンテージのWLが最高に欲しいんだけど、初心者には無理って言われて、んー、それならコレって指差して決めたバイクがこのリジットカスタムなの。現代のハーレーにはあまり魅力を感じないのかな」
Kさん(夫)も、元々バイク乗り。やはりブランクはあったものの、国産バイクを何台も楽しんできた人である。今年の春に爆発した妻の勢いに乗せられて、後を追うようにソフテイルのチョッパーをマイパフォーマンスに注文する。その納車と同時期に、長女が大型二輪免許を取得。なんと彼女にソフテイルを譲って、ご自身はビッグドッグのフルカスタムバイクを手に入れてしまったというから驚いた。そのすべては、ほんの数ヶ月での出来事なのである。
「長女はクルマの免許も取得したんだけど、バイクのほうが楽しいらしい。そんなわけで、我が家は一気に3台ものハーレー持ちになってしまって、もう笑うしかないですよ。次女はまだ免許が取れない年齢だけど、彼女はどうするかなぁ。家族全員バイクが大好きって、令和元年におもいきり花が開いちゃいましたね」
5月の段階では、まだ家の近所しか走っていないと言っていたKさんだったが、ご主人も娘もハーレー乗りとなった今は、ほとんど毎週のように出かけていくという。マイパフォーマンス主催のツーリングにもよく参加されていて、走行距離は伸びる一方だ。
「でも、方向音痴だから一人で出かけられる範囲が狭いのよね。普段は家と職場を往復するだけの移動だから、他の方向に行くとわからなくなっちゃうの」(笑)
23歳の時に大型二輪免許を取得して、熱い思いを長い時間封印してきたKさん。実は本物のWLに乗りたい気持ちはまったく冷めておらず、いつかは必ず手に入れると心に誓っているという。
Kさん(夫)も、さらに欲しいハーレーがあるらしい。それはエボリューションのヘリテイジソフテイルスプリンガーだ。ストックのハーレーにも、大きな魅力を感じるモデルがあるのだ。
これから数年経つと、Kさんご一家にはどんなハーレーがラインナップされているのだろう。勢いは当分止まりそうにない。しかしその前に、ガレージも欲しいという話もある。つまり夢はこの先も膨らむ一方なのだ。
家族が全員幸せになれるハーレーライフを時間をかけて作っていく未来。数年前に、自宅からすぐ近くへと引っ越してきたマイパフォーマンスの存在は、この家族のライフスタイルを一変させてしまった。でも楽しいのだからそれで良い。大きな夢を実現させるのは、熱いハートを持ったユーザー自身なのだから。
※この記事は「雑誌WITH HARLEY」に掲載したものを加筆修正したものです。最新の雑誌は書店もしくは下記サイトにてお買い求めください。 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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