現役のK-1選手にして、現在クルーザー級チャンピオンに最も近い存在・愛鷹亮氏。物静かな中に、燃える大和魂を持つファイターとして、現在注目されている格闘家である。そんな彼は、いかにしてハーレーと出会ったのか?
●文/写真:森下光紹 ●取材協力:ハーレーダビッドソン静岡 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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格闘家の自分から気持ちをリセットさせるのにハーレーは最高
「愛鷹亮」はリングネームである。出身が静岡で、愛鷹(アシタカ)の地名から取ったものだが、読み間違われることが多いので、「アイタカリョウ」がリングネームとなった。
ハーレーダビッドソン静岡の渡辺廣彬店長とは高校時代からの同級生という間柄で、彼のハーレーライフは、このお店から始まった。
「バイクは元々好きでしたから、原付時代からずっと乗っていますね。高校時代は、柔道をやっていて、廣彬はラグビー部だったな。お互い知る中ではあったけど、バイク友達ではなかったですね。部活ばかりやってましたから」
原付はやがてビッグスクーターになり、24歳の時にハーレーを購入した。それは、高校卒業後に警察官となり機動隊に配属されていた経歴に、終止符を打つのとほぼ同時だったという。
20代の半ばにさしかかった頃、本来の夢である「格闘家になりたい」という気持ちに素直に従ったのだ。しかし、手に入れたスポーツスターアイアンは、彼の体格には不釣り合いな存在だった。
「やはりパワーも足りないし、求めているハーレーとは違いました。それで、ストリートボブに乗り換えたんだけど、廣彬はツーリングモデルのほうが似合うって言うんですよ」
実は大きなヤッコカウルには少し抵抗があったらしい。大きすぎて運動性が鈍重なイメージもあった。もっと年齢を重ねてから選ぶバイクとのイメージも大きくて、今の自分に似合うともあまり思えなかったと笑う。
「それが、乗ってみたら軽いんだよね。ハンドリングが。カウルもストリードグライドだったらスクリーンが低くてスポーティだし、都会で乗っても似合うじゃないかと思いを改めたんですよ」
ここは、「だから似合うと言ったじゃない」という渡辺さんの声が聞こえてきそうだが、そんなわけで2019年の9月に乗り換えることになったのだ。
納車の模様は、彼が配信しているユーチューブ動画でも見ることができるが、3台目のハーレーこそが自分にとってピッタリの存在だったことを今は実感しているということだった。
がっしりした体格の彼が走らせるストリートグライドは、普段見かけるシルエットとは少し違う印象になる。マスの集中化が図られた車体は実にコンパクトで、扱いやすそうな印象なのだ。なるほど、だからストリートグライドなのだ。シチュエーションを選ばないオールラウンダーとしての存在感は、彼の体格だとより説得力のあるものとなる。
普段からバイクには良く乗る。特に現在の彼は、トレーニングと試合が日常のほとんどを占めているので、ハーレーに乗るときは気持ちをリセットさせる瞬間でもあるだろう。目的地を決めないでクルージングして帰るのが彼のスタイル。そんなハーレーライフには、このストリートグライドは最高の相棒だと思う。
撮影当日は、幹線道路から丹沢の山深く入る県道をクルージングするルートを選んでみた。彼の自宅からも半日ほどで廻れるコース。途中で川に降りられるスポットや、牧場を抜けていくルートもある。地元の人しか訪れないレアな大衆食堂で大盛りの昼食も堪能して、撮影も無事終了。実に気持ち良いショートツーリングに彼も満足そうだった。
※この記事は、雑誌『WITH HARLEY』に掲載したものを加筆修正したものです。最新の雑誌は書店もしくはAmazonでお買い求めください。 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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