オーナーの求めるバイクに仕上げる

ブルズアイカスタム ローライダー&ロードホッパー 【ハーレートレンドNEWS】

Dynojet認定ゴールドマイスターによるインジェクションチューニングでよく知られている愛知県のブルズアイ。同店が手がけるハーレーカスタムは、オーナーの求めるバイク像をしっかり聞き出してカタチにしたものばかり。今回はそんなブルズアイが創り出したカスタム車・ローライダー&ロードホッパーを紹介しよう。


●文:ウィズハーレー編集部 ●取材協力:ブルズアイ ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

ショベル時代のFXRに始まり、その後のダイナ系フレームの中でも、特別人気の高いのがローライダー。その走行フィーリングはFX系ハーレーを代表するクルーザー的なゆったりとした中にもシャープでスポーティな味付けがなされていて、現在流行のクラブ系カスタムは、このダイナフレームを持つモデルを使用することが条件のひとつでもある。

ブルズアイ 1998 FXDL ダイナローライダー

スタイルの割には大柄なフロントカウルを装備する定番クラブスタイルを避け、もう少しコンパクトな印象をあたえるこのカスタムは、ライトクラブ系とでも表現するべきか。エンジンはエボリューション。ホイールはスポーク時代のローライダーをベースに、走りのポテンシャルをアップさせたカスタム内容のようだ。

キャブレターはFCRを使用し、点火系にはダイナSを採用。バッサーニの2in1マフラーを装着して、エンジンのパワーレスポンスを向上させていると同時に、ブレーキ性能も強化。走ることが何より楽しいカスタムであることは想像できる。こんなライトカスタムなら、気軽に楽しめそうである。

カウリングはメーカー不明。汎用カウルというイメージだ。

プルバックライザーにバーハンドルの組み合わせはローライダーの定番である。

トップブリッジ中央にデジタルインジケーターを装備。

フロントブレーキはベルリンガー。

左側のタンクキャップはインジケーターに。

キャブレターはケイヒンFCRを使用する。

マフラーはバッサーニ製。

リヤサスはプログレッシブ製

リヤブレーキはPM 製の4ポッド対向ピストンキャリパーを使用。

ロードホッパー:量産型カスタムをシェイプアップ

プロトが2003年に発売開始したロードホッパー。ルーツは、現在アメリカで活躍するビルダー木村信也氏率いるゼロエンジニアリングが生み出したカスタムバイクで、その低く長い独特なシルエットが大きな特徴だった。

プロトはそのイメージを一切壊さないまま量産化に成功。それがこのロードホッパーというバイクなのだ。

●オーナー:サリーさん

ブルズアイ 2012 ロードホッパー タイプ5エボ 

新車で買えるオールドスクールカスタムとして多くのファンを掴んだが、2017年の夏にすべてのモデルの販売を終了。今回紹介するモデルは、エボリューションビッグツインエンジンを搭載したタイプ5である。

生まれながらにしてカスタムバイクを長く楽しむために、ブルズアイでは、配線をすべて引き直し、バッテリートレイの強化など、実用的なモディファイを実施。頻繁によく走るオーナーの要望で、安心できる電装系として仕上げたという。

小柄な女性オーナーが乗りやすいようにシートやハンドルバーはノンオリジナルとなっているロードホッパー。現在は、前後ホイールをステンレススポークに交換中とのことだった。

ハンドルバーは本来低いアングルがノーマルだが、プルバックタイプをワンオフ製作した。

高性能なプロト製の74スプリンガーフォークに4インチのベイツ型ヘッドライトを装備。

シートもノンオリジナルのシングルだがメーカー不明。

エンジンはノーマルのエボリューションビッグツイン。ハードなオープンプライマリー仕様である。フレームには予備のガソリンタンクを装着する。

2イン1のマフラーはエキゾーストパイプだけがオリジナル。

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