ヤマハは、2020年2月よりヤマハ専門のスポーツバイク販売店「YSP」のリニューアルを開始すると発表。スポーツバイクとは126cc以上のバイクのことを指すが、もちろん125cc以下の機種も含め、ほぼすべてを販売している。気になるのは、今後の正規取扱店の棲み分けだが……。
機種限定はせず、ステップアップ先として「最高のブランド体験と高品位のトータルサービス」で構える
以前から噂には上っていたYSPのリニューアルだが、いよいよその詳細が明らかになり、2020年2月中旬にオープンするYSP仙台を皮切りに展開がはじまることが発表された。
まずは名称だ。YSPはヤマハスポーツプラザ(YAMAHA SPORTS PLAZA)の略とされていたが、今回のリニューアルでヤマハモーターサイクルスポーツプラザ(YAMAHA MOTORCYCLE SPORTS PLAZA)に改められ、ブランドロゴも新調。とはいえ呼称はYSPから変更なしとされたことで、ユーザーも混乱せずに済みそうだ。
「YSP」は、これまでヤマハスポーツバイク販売店のトップチャネルとして、約40年間にわたって高い技術力と充実した整備施設で、ユーザーのバイクライフをサポートしてきた。今後もヤマハファンが安心して通える店づくりが促進されるに違いない。
一方で、既存のヤマハスポーツバイク正規取扱店(併売店)に通っているユーザーにも朗報があった。それは、排気量などにかかわらず、併売店も引き続きヤマハのバイク全般を扱える、という点だ。ただしNIKENやVMAX(1700)など、車両特有の構造の熟知と特殊工具等を必要とする機種に対しては、従来通り指定店での取り扱いとなる。2020年夏に登場するとされる日本仕様の新型YZF-R1/Mも同様との噂があるので留意されたし。
YSPが提供する体験価値とは?
新たなYSPは、ヤマハブランドの伝道者として、お客様の「見たい・試したい・優れた技術で修理してほしい」という期待に高いレベルで応えることを基本に、常に最高のヤマハブランド体験と高品位なトータルサービスを提供すべく進化していくという。
ショールームでは、ヤマハスポーツバイクの全モデルカテゴリーを展示。各モデルについて熟知したスタッフが分かりやすく説明することで、購入モデル選択で迷うこともなくなる。整備工場では、ヤマハスポーツバイクを熟知したメカニックが高い技術力で整備、さらにYSPならではのサポートメニューを用意しており、購入検討時から購入後の楽しみに至るまで、ユーザーのバイクライフをトータルでバックアップしてくれる。
前述のとおり、2020年2月中旬にリニューアルオープンするYSP仙台を皮切りに、全国に新たなYSPを展開していく。また、店舗リニューアルと並行して、全国のスポーツバイク需要エリアへの新規出店に向けた活動も推進していくという。
新YSPの店舗外観イメージ(トップ写真)は、高品質でクールなシルバーのロゴと壁面のブラック、ヤマハスポーツバイクに対する情熱を表現したトライアングルレッドにより、一目でヤマハスポーツバイク専門店であるYSP と認知されることを狙った店舗外観デザインを採用している。
■YSP のサポートメニュー
◎新車3年保証:YSPでヤマハ新車スポーツバイクをご購入いただくと、メーカー保証2年にYSP独自の販売店保証を1年プラスし、合計3年間の長期保証をご提供します。
◎24時間365日距離無制限ロードサービス:YSPで新車のスポーツバイクをご購入いただくと、「クラブヤマハロードサービス」を1年間ご提供します。24時間365日、専門のレスキュースタッフが対応いたします。
◎サービスネットワーク:ツーリング先でのトラブルや引越しの際も、全国に広がるYSPサービスネットワークが保証や整備情報を引き継ぐことでお客様のバイクライフをサポートします。
その他のサポートメニューについては、YSPのウェブサイトをご確認ください。
■リニューアルオープン予定 (2020年1月20日現在)
2020年2月中旬 YSP仙台
宮城県仙台市太白区郡山字籠ノ瀬40番
TEL: 022-281-9370 https://ysp-sendai.jp/
今後の出店予定は、以下のYSP ウェブサイトへ順次掲載します。
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/ysp
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