いったんは生産終了となり、排ガス規制への対応とともにストリート/カフェの2本立てで’19年に復活したカワサキW800。そのラインナップのラストを飾るのは、’66年にデビューした元祖650-W1を彷彿とさせるデザインのスタンダードモデル・’20 W800だ。
W800:最後に登場したスタンダードモデル
排ガス規制の影響により’16年7月のファイナルエディションで生産終了したW800が、W800ストリート/カフェとして’19年に復活したのは記憶に新しい。モダンさを増した一方で、従来通り往年のW1を思わせる、クラシカルな「W」を求めていたファンも多かった。
そんな声に応え、正統派と呼ぶべき無印のW800がデビューした。
メッキを多用したスタイルは、まさしく’66年にデビューした元祖650-W1がモチーフ。前後フェンダーやシルバーのバーチカルツインが眩しい。さらにストリート/カフェのF18インチに対し、19インチとすることで外観も走りもレトロ風に。ハンドルはストリートより低く、カフェより高い設定だ。
三車三様 細部にわたって装飾を変更
W800:前19インチ+クラシック装飾
フロント19インチに専用エンブレムなどメッキが特徴。パイプハンドルは、ストリートよりフラットなメッキ仕様だ。メーター文字盤は最もシンプルだ。
W800ストリート:前18インチ+モダン装飾
各部をブラックで仕上げ虚飾を廃したプレーン仕様。タンクとメーター文字盤にストライプが入る。ハンドルは、アップかつ手前の設定。
W800カフェ:前17インチ+カフェ装飾
ビキニカウルに低く構えたスワローハンドル、シングル風シートでカフェを体現した。シート高は右の2車より20mm高い。文字盤は唯一の白だ。
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