ホンダが11月5日から開催のミラノショーに先駆け2020年モデルを欧州で発表。中でも一番の目玉は、CBR1000RRの後継にあたるCBR1000RR-Rで、なんと約218psを発揮! まずは速報で概要をお知らせしよう。
フルチェンで最高出力は160kW=217.6ps、車重は201kgに
’08年型以来、11年越しのフルモデルチェンジを実施し、ネーミングをCBR1000RR‐Rに変更した2020年型のトリプルアール。エンジンは、水冷直4を踏襲しつつ新設計し160kW(217.6ps)/14500rpmの最高出力を達成。チタンコンロッドやアルミ鍛造ピストンなどの部品を採用しながら軽量化と高回転化を実現している。噂の可変バルブリフト&タイミングの採用は見送られたが、ドゥカティのパニガーレV4R(221ps)やBMWのS1000RR(206.7ps)らライバル勢に対しても決して引けを取らないスペックとなる。もちろん国産メーカーでは断トツだ。
SPがオーリンズ電サス&ブレンボなのは従来通り
フレームはアルミツインチューブを採用し高い出力を受け止める剛性と軽量化を両立。リヤのクロスメンバーが省かれており、リヤショック上部はエンジンにマウントされていると思われる。また、長らく採用してきたリヤのユニットプロリンクサスとも決別した。足まわりやブレーキはSTDとSPで異なっており、STDはショーワ製前後サスとフロントキャリパーはニッシンの組み合わせ(リヤはブレンボ)。SPは前後キャリパーにブレンボを採用し、オーリンズの電子制御式前後サスペンションとともに、路面追従性と高いコントロール性を追求している。
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