第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

イタリアンデザインはそのままに、新たなコトづくりへ

メイドインジャパンの電動バイクブランドが誕生![ADIVAからaideaへ]外部電源供給可能な新型車も

  • 2019/10/23

第46回東京モーターショー2019において、Made in Japanの電動バイクブランド「aidea(アイディア)」がデビューする。従来はADIVAとして活動していたが、日本で電動バイクの製造を行う新会社として生まれ変わった。東京モーターショーでは、aideaブランドの最新電動バイク×4車(うち世界初公開が2車)を出展する。

生産は神奈川県、デザインセンターはイタリア・ローマに

イタリアのアーバンコミューターブランドとして知られてきたADIVA(アディバ)が生まれ変わる。EV元年と言われる2019年、東京モーターショーを機に生まれた「日本の電動バイクメーカー」が「aidea(アイディア)」だ。1996年にイタリアで、Nicola Pozio(ニコラ・ポツィオ)によって創設されたADIVAは、2000年に開閉式ルーフやリヤボックス、オーディオシステムを備えたスクーター「BENELLI ADIVA 150」を発売。その後は電動バイクなどもラインナップに加えつつ着実に歩んできた。

そして2019年、aideaへと生まれ変わったことで、「これまでのバイクの領域を超えた新しい価値を創造し、心豊かな生活を実現する」をテーマに、新たな体験を提供するメーカーへとシフトしていくのだという。

aideaが創るコト

具体的には3つの“コト”が挙げられている。ひとつは「電気を使って走る」ことでライフスタイルを変えるコト。2つめは「バイクを電源にする」コトだといい、電機を消費するだけでなく供給することで、安価な夜間電力や太陽光による電気を車載バッテリーに貯め、それを家庭用電源として使用できるのだという。「AA-Cargo V2H」に搭載されている8kWhのバッテリーであれば、一般家庭の一日分の電気を供給可能というから、災害時などにもライフラインとして役立ちそうだ。

3つめは「バイクの喜びを広げる」コト。東京モーターショーでは前2輪+後1輪または前1輪+後2輪の3輪バイクを出展するが、どちらも「傾けて曲がる」というバイクらしさを持っていながら路面状況に左右されにくいのが特徴だ。屋根があることで雨もしのげ、トランクで利便性も確保。さまざまな条件下で、クルマではなくバイクを選べること、それがバイクの喜びを広げることというわけだ。

[aidea]東京モーターショー出展モデル

アイディアが東京モーターショーに出展するのは4車。すでにADIVA AD-cargoとして発表済みだった車両はaidea AA-Cargoと名前を変えて登場し、同車をベースにV2H(ビークル・トゥ・ホーム)機能を付加した「AA-Cargo V2H」が世界初公開の1台となる。同じく世界初公開となるAA-1は、軽二輪カテゴリーのAA-2と基本を共有しながら原付二種としたもの。AA-2のABSに対し、コンビブレーキを採用している。最後の1台は2輪スクーターのAA-4だ。

aidea AA-Cargo

【aidea AA-Cargo】フロント1輪&リヤ2輪のルーフ付き3輪EV。物流プロセスにおける、ラストワンマイル(エンドユーザーへ荷物を渡す、最終工程)を担う。従来の荷物運搬車両における様々な問題を軽減することはもちろん、最大積載量100kgの大型荷台、左右独立懸架リヤサスペンション、13インチ大径ホイールといった機能や性能により、新たなビジネスを創造する可能性も秘める。

aidea AA-Cargo V2H

【aidea AA-Cargo V2H(世界初公開)】「AA-Cargo」に、V2H機能(車載の電池に貯めた電気を外部に供給するシステム)を付加したモデル。車載のバッテリーにためた電気を、自宅でも使用できるようになる。8kWhのバッテリーをフル充電すれば、一般家庭の約1日分の電気を供給可能。災害などによる万が一の停電時にも、確実なライフラインとして役立つ。また「移動できる電源」として、屋外での使用も可能。大自然の中でも不自由なく電気を使える快適なキャンプなど、新しいカタチのレジャーも楽しめる。CHAdeMOソケットを装備することで、屋外施設などでの急速充電にも対応。 ※ボックスはオプション

V2H使用イメージ

aidea AA-1

【aidea AA-1(世界初公開)】2輪車の楽しさと手軽さ、4輪車の安全性と快適性、両方の利点を兼ね備えた3輪EV。フロント2輪&リヤ1輪の車体構造は、コーナリングやブレーキング時の安定性向上、悪路や段差における乗り心地の向上など、多くのメリットをもたらす。ワイパー付きスクリーン、開閉式ルーフ、大型リアトランクを採用し、アーバンコミューターとしての優れた実用性も実現した。

aidea AA-4

【aidea AA-4】高速走行やタンデムでも余裕の走りを実現する大型2輪EV。ダイレクトな加速感や軽快かつ安定したハンドリングなど、電動バイクならではのライディングの楽しさが魅力。ワイパー付きスクリーン、開閉式ルーフを備え、天候に左右されることなく、ライダーを快適に目的地まで運ぶ。リヤトランクは90Lの大容量で、ヘルメット2つを余裕で収納できる。

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ヨ

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帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)