近年はパーソナルユースやカスタム熱も高まりを見せているホンダ・スーパーカブ。ヨシムラでも既にスーパーカブC125用のマフラーを販売しているが、新たに現行型クロスカブ110/スーパーカブ110用を開発中との情報をキャッチ。円筒型のサイレンサーがカブにスポーティさをプラスしてくれる!
まろやかで上品なヨシムラサウンド
このマフラーはヨシムラが「GPマグナム」と称するタイプで、円筒型サイレンサーのスポーティなルックスが特徴。段階的に太さを変化させた、凝った作りのエキパイは機械曲げのステンレス製で、サイレンサーは写真の「カーボン」に加え、「ステンレス」、ステンレスをチタン調加工した「サテンフィニッシュ」、チタンを陽極酸化処理で青く色付けした「チタンブルー」の全4種から選べる。
振動が大きい単気筒用マフラーは耐久性と軽さのバランス取りが難しく、割れたような音も出やすいとはヨシムラの弁だが、このマフラーはプロトタイプながら澄んだ歯切れのいいサウンドを放っており、そんな困難を微塵も感じさせない。排気量が少ないためか、以前に聴いたC125用のGPマグナムよりもまろやかで上品な排気音だと感じた。
開発は日本で行うが、生産はタイのヨシムラアジアが担当することもあり、ヨシムラ基準の高い品質や性能に比べれば価格的にはリーズナブルなものとなりそう。C125用のGPマグナム(税抜価格で3万9500円〜5万1500円)をベースに110用に最適化したという成り立ちもあり、価格的には同等といったところに落ち着きそうだ。受注開始は2019年9月末の予定だという。
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