バイク部品通販サイトを運営するカスタムジャパンが、この6月から取り扱いを開始したZONTES(ゾンテス)のcaferacer125(カフェレーサー125)を撮影する機会を得たのでご紹介。伊丹孝裕氏によるインプレッションはヤングマシン10月号(2019年8月24日発売)に掲載予定だ。
英国では約22万円で発売されているベーシックモデル
バイクを購入するまででもないが、中長期間利用したい人は月額レンタルでいつでもフルメンテナンスされた車両に乗ることができるというサブスクリプション型サービスが話題のゾンテス・カフェレーサー125。同サービスは6月1日より大阪府内の数店舗で実施されており、若者世代からも好評だという。最近は、原付2種(51~125cc)がブームとなっているが、クラッチ操作を伴う本格的なフルサイズのクラシックモデルが日本ブランドでラインナップされておらず、その状況もカフェレーサー125の存在感を高めているだろう。英国では1725ポンド(約22万円)で発売されており、サブスクだけでなく国内販売も期待したい1台だ。
これで十分?! と思えるサイズと性能
前後ホイールは17インチで大人の男性でも窮屈ではなく、125kgという軽量な車体は女性にも優しい。何より特徴(というか当たり前?!)なのは、タンデム走行や荷物を積載するのに十分な広さを確保した前後シート。これは、現在のギヤ付きフルサイズ125のラインナップでありそうでない装備なのだ。さらに上位機種の250と共通というプラットフォームからタンク容量は20Lを確保しており、かなりの航続距離が期待できそうだ。最高出力は8kW(11ps)と発表されており、高くはないが決してプアではない数値を確保している。
主要諸元■全長2044 全幅737 全高1082 軸距1364 シート高778(各mm) 車重125kg ■空冷4スト単気筒125cc 11ps/9000rpm 1kg-m/7500rpm 変速機5段リターン 燃料タンク容量20L ■ブレーキF=ディスク R=ディスク ■タイヤF=90/90-17 R=130/70-17
撮影:柴田直行
関連する記事/リンク
タイでシェア3位に食い込む新興バイクメーカーのGPXが、東京モーターサイクルショーで初公開したのは、ジェントルマン レーサー200だ。ロケットカウルにセパハンというネオクラシックのカフェレーサーとして[…]
2019年1月23日、タイ第3位のバイクメーカー、GPXのメディア向け発表会が東京・秋葉原のUDXにて実施。デーモン150GR、レジェンド150S、ジェントルマン200の3台が披露されるとともに、日本[…]
ひと目見て「あの某外国製SSにスモール版?」と思ってしまうが実はこれ、タイのGPXが送り出すDEMON150GR(デーモン150GR)。日本では月木レーシングが母体となるGPX JAPANが輸入販売を[…]
ノートンやモトモリーニの輸入・販売を手掛けるピーシーアイが、ブリティッシュ・レトロ・カスタムブランドの「MUTT MOTORCYCLES(マットモーターサイクルズ)」の取り扱い開始を昨年10月に発表。[…]