第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

人気の原2にクラシックスタイル

中国ZONTES(ゾンテス)のcaferacer125(カフェレーサー125)を解説

  • 2019/8/13

バイク部品通販サイトを運営するカスタムジャパンが、この6月から取り扱いを開始したZONTES(ゾンテス)のcaferacer125(カフェレーサー125)を撮影する機会を得たのでご紹介。伊丹孝裕氏によるインプレッションはヤングマシン10月号(2019年8月24日発売)に掲載予定だ。

英国では約22万円で発売されているベーシックモデル

バイクを購入するまででもないが、中長期間利用したい人は月額レンタルでいつでもフルメンテナンスされた車両に乗ることができるというサブスクリプション型サービスが話題のゾンテス・カフェレーサー125。同サービスは6月1日より大阪府内の数店舗で実施されており、若者世代からも好評だという。最近は、原付2種(51~125cc)がブームとなっているが、クラッチ操作を伴う本格的なフルサイズのクラシックモデルが日本ブランドでラインナップされておらず、その状況もカフェレーサー125の存在感を高めているだろう。英国では1725ポンド(約22万円)で発売されており、サブスクだけでなく国内販売も期待したい1台だ。

【ZONTES(ゾンテス) caferacer125(カフェレーサー125)】2003年に中国で設立された「広東大冶摩托車技術有限公司(Guangdong Tayo Motorcycle Technology Co., Ltd.)」の1ブランドがゾンテス。このカフェレーサー125は欧州向けのrocketman125iがベースとなっている。

エンジンは空冷シングルでスターターはセル/キック併用。リヤ2本サスや丸型ヘッドライトなど至って普通の装備だ。

ライダーの身長は174cm、体重は61kg。ライディングポジションは前傾もきつくなく足着きもべったりだ。

これで十分?! と思えるサイズと性能

前後ホイールは17インチで大人の男性でも窮屈ではなく、125kgという軽量な車体は女性にも優しい。何より特徴(というか当たり前?!)なのは、タンデム走行や荷物を積載するのに十分な広さを確保した前後シート。これは、現在のギヤ付きフルサイズ125のラインナップでありそうでない装備なのだ。さらに上位機種の250と共通というプラットフォームからタンク容量は20Lを確保しており、かなりの航続距離が期待できそうだ。最高出力は8kW(11ps)と発表されており、高くはないが決してプアではない数値を確保している。

吸気はキャブレターを採用しているが始動性は悪くない。エンジン型式は公表されていないが、外観で判断するとSOHCと思われる。

ブレーキは前後ともディスク式。フロントのキャリパーは外観から片押し2ポットのようだ。リヤは片押し1ポットだ。

パイプハンドルは細身ながらテーパー形状を採用。バーエンドミラーやグリーンに着色されたフロントブレーキのリザーバータンクなど流行りの要素を上手く盛り込んでいる。

シンプルな丸筒×1個のメーターもデジタル表示で回転計や燃料計、ギヤポジションなど多機能ぶりを発揮。最高出力発生回転は9000rpm、レッドゾーンは10000rpmからとなっている。

タンクはカバーではなく、この造形がそのまま容量となっている。なんと20Lを確保しており、満タンで500km程度は走れてしまうだろう。

前後一体のシートの表皮はブラウン。革のような表面処理やタックロール柄もクラシックテイストを演出している。

ヘッドライトは定番の丸目1眼でマルチリフレクターを採用。ウインカーはLEDでハザードランプも装備している。

テールランプ&ウインカーもLEDを採用。

主要諸元■全長2044 全幅737 全高1082 軸距1364 シート高778(各mm) 車重125kg ■空冷4スト単気筒125cc 11ps/9000rpm 1kg-m/7500rpm 変速機5段リターン 燃料タンク容量20L ■ブレーキF=ディスク R=ディスク ■タイヤF=90/90-17 R=130/70-17

撮影:柴田直行

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いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)