BMWは、先行導入されているR1250GSシリーズおよびR1250RTに続き、R1250R、R1250RSを2019年8月23日より販売開始すると発表した。50ccの排気量アップに加えシフトカム機構を採用した新型エンジンを搭載するのはGSやRTと同様だ。
136馬力の水冷ボクサー搭載、日本仕様はETC2.0も標準装備
新型ボクサーツイン(水平対向2気筒エンジン)を搭載したロードスター・R1250Rと、スポーツツーリング・R1250RSが発売される。新型エンジンは、5000rpmを境に低回転領域と高回転領域における吸気側のバルブタイミングとリフト量を切り替える“シフトカム”テクノロジーを採用。低速時のコントロール性を向上させるとともに、加速時にはリニアなレスポンスで力強いトルクを発生される。最高出力は136ps/7750rpm、最大トルクは14.59kg-m/6250rpmを誇る。
これら2機種の新型モデルには、高品質でデザイン性に優れたカスタマイズプログラムのパッケージであるOpition 719(オプション・ナナイチキュウ)をラインナップに加えている。これは、より個性的で品質の高いデザインをまとった1台を提供するものであり、光の加減に応じて色味が変化する塗装や、ステンレス製で上質かつ軽量田されたエンジンすぽーらー、タンクカバーなどが装備される。また、日本仕様は他のモデルと同様にETC2.0を標準装備している。
R1250R/R1250RSのハイライト
・BMW ShiftCam テクノロジーを採用した、新開発のボクサー・エンジンを搭載
・ 新開発のエキゾースト・システムを採用
・個別設定可能なDynamic Pro を加え4 つの走行モード、ABS, DTC (ダイナミック・トラクション・コントロール)、ヒル・スタート・コントロールを標準装備
・LED ヘッドランプを新型BMW R 1250 RS に標準装備
・新世代の電子サスペンションDynamic ESA を標準装備
・多機能なインストルメント・クラスター(6.5 インチ・TFT ディスプレイ付き)を標準装備
・新型 BMW R1250R はダイナミックなスタイリングを、新型BMW R1250RSはスポーティながら洗練されたスタイリングを採用
・新しいフロント・スポイラーとコックピット・カバーを採用
・新デザインのアッパー・トリムを採用 (新型 BMW R1250RS)
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