2019年シーズンのスーパーバイク世界選手権で開幕11連勝を飾る(ライダーはアルヴァロ・バウティスタ)など破竹の快進撃を続けるドゥカティのスーパーバイク。そのファクトリーマシンのベースとなっているパニガーレV4Rがついに発売される。発売日は2019年6月29日だ。
MotoGPよりも進んだ(?)ウイングを装備
公道走行が可能な究極のレーシング・バイクであり、エンジンとサスペンションのセットアップ変更のみならず、サーキットでの空力性能を向上するため、ドゥカティ・コルセがドゥカティ・スタイルセンターと緊密に連携して開発したエアロ・パックも初搭載したパニガーレV4Rが、2019年6月29日に全国のドゥカティジャパン・ネットワーク店で発売される。価格は8%税込で455万円だ。
単純にこの価格を高いということなかれ。スーパーバイク世界選手権ではホモロゲーションモデルの価格が厳密に規定され、それを上回る価格のバイクをベースモデルとすることができない。MotoGPレプリカとすら言われるハイパワーなV4エンジンを先進の車体に搭載したV4Rは、その内容からすればむしろバーゲンプライスと言っていいほど。ドゥカティ歴代の最高峰マシンがそうであったように、10年経っても垂涎のマシンであり続けるだろう。
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