趣味性のある250㏄オーバーから、生活の足に便利な小型モデルまで一挙掲載。近頃は、元気のなかった250～400ccのビッグスクーターが高性能になって復活したことがトピック。コミューター系は、世界的な電動化の流れを反映し、徐々にEVが充実……と様々な波が押し寄せている。
WEBヤングマシンで全33回にわたってお送りした新車アルバムをまとめたのがこのページ。カテゴリー別に分け、さらには排気量区分によりライバル車を直接比較しやすいように各ページにまとめてある。記事があるも[…]
- 1 250は東西横綱が激突、150や電動もトレンド
- 2 ホンダ フォルツァ：完成度の高い、大人のラグジュアリー仕様
- 3 ヤマハ XMAX：TMAXのニーゴー版、精悍な走りが光る
- 4 BMW C400X：GSの香り漂う個性派
- 5 BMW C400GT：都会的なグランツーリスモ
- 6 スズキ バーグマン400：優雅＆余裕のミドル
- 7 イタルジェット ドラッグスター125/200：あのカルト作がカムバック
- 8 キムコ エキサイティング400i ABS：ラジアルキャリパーを装備
- 9 キムコ ダウンタウン350i ABS/125i：ツーリング向けに
- 10 キムコ G-ディンク250：ステップスルーが便利
- 11 キムコ レーシングキング180 ABS：ドラレコ装備の記録王
- 12 キムコ K-XCT 300i/125i：鬼バンクで攻めろ
- 13 キムコ ターセリーS150/125：リヤボックス標準装備
- 14 キムコ ターセリー GT125i：走破性の高さがウリ
- 15 キムコ GP125i：スポーティなベーシック
- 16 キムコ レーシングS 150/125：スマホ連動の次世代スクーター
- 17 写真をまとめて見る
250は東西横綱が激突、150や電動もトレンド
’00年代のビッグスクーターブームが終焉を迎えた後、排ガス規制の荒波もあり、250〜400スクーターのラインナップが激減。ただし、それは日本の話で、欧州を中心に生き残り、人気を維持していた。やがて環境規制の国際基準調和により、’17年頃からモデルチェンジした欧州車が日本でも販売可能に。こうしてビッグスクーターが充実してきたのが現状だ。
’19最新潮流
・250～400ccクラスが復権高性能＆ゴージャス化へ
・125に続いて150クラスが人気に
注目を集めるのが、’18年に登場のXMAXとフォルツァ。以前のビグスクより走りが一段と軽快になり、トラコンやスマートキーなど装備も最新になった。
ホンダ フォルツァ：完成度の高い、大人のラグジュアリー仕様
250スクーターブームで大人気を博したフォルツァが全面刷新して’18年に復活。5代目となる現行型は、従来のロング＆ローフォルムから一転し、軽量コンパクトに。リニアさと上質感が際立つエンジンも魅力的だ。さらに250クラスで貴重な電動スクリーンをはじめ、同社スクーター初のトラコン（オンオフ可能）を装備。フルフェイス×2が入るシート下や、電源ソケット、スマートキーなど装備にも抜かりはない。
2018年7月23～24日、ツインリンクもてぎで新型フォルツァ（250）の試乗会が開催された。編集部員による試乗インプレッションや走行動画、開発陣による車両解説の要約お届けしよう。 【インプレッション[…]
ヤマハ XMAX：TMAXのニーゴー版、精悍な走りが光る
長らくブームを牽引してきたマジェスティに代わり、’18年から日本に導入。その名の通りTMAXの遺伝子を色濃く注入したデザインと走りが特徴だ。外観は、兄貴譲りのLEDヘッドライトやサイドのブーメランパネルを採用。力強いエンジンとライバルより軽い180kgを切る車体、トラコンに加え、同社スクーターで初めてFフォークを三つ又とトップブリッジで保持。スポーツバイクに匹敵する走りを実現している。
250㏄のビッグスクーターに久々のニューモデルが登場！ マジェスティと入れ替わる形で登場したXMAXはビグスクブーム復活の起爆剤となるか？ ※ヤングマシン2018年5月号（3月24日発売）より 【〇】[…]
スポーツバイクの遺伝子を受け継ぎ、"コミューター"の枠を超えた存在感を放つヤマハMAXシリーズ。トップモデルであるTMAXと、'18年に国内デビューした新星XMAXの2台をピックアップし、その本質を探[…]
BMW C400X：GSの香り漂う個性派
無骨なデザインや、GSシリーズを思わせる左右非対称のLEDヘッドライトなどプレミアム感の高いスクーター。φ35mmフォークにBYBRE製ラジアルキャリパーと足まわりも充実している。オプションでキーレス化やスマホ連動も可能。
BMW C400GT：都会的なグランツーリスモ
’18年デビューのC400Xをベースとする新作。長距離ランを考慮した大型アッパーカウル＆スクリーンを与え、落ち着いたデザインを採用した。4眼LEDヘッドライトや専用シートも特徴的だ。トラコンとETC2.0車載器は標準装備。
普通自動2輪免許で乗ることができるスクーター・C400XとC400GTがBMWから登場した。この2つのモデル、ベースの車体はホイールベースからエンジン、キャスター角にいたるまでほとんど一緒のプラットフ[…]
スズキ バーグマン400：優雅＆余裕のミドル
スカイウェイブ400の後継で、エレガントな流線形ボディやLEDヘッドライトの顔が特徴。走りは、低中回転トルクを重視したエンジンと安定感が際立つ。’19年モデルでは艶消し青を設定し、既存色に赤ホイールを採用した。
イタルジェット ドラッグスター125/200：あのカルト作がカムバック
フロント片持ちのハブステアで話題を呼んだ未来型スクーターが復活する。’03年に生産終了した従来型のイメージを残しつつ、トラスフレームなどの車体を完全新設計。エンジンはイタリア製で125ccと200ccを用意する。
キムコ エキサイティング400i ABS：ラジアルキャリパーを装備
ローラーロッカーアームやオフセットシリンダーなどフリクションロス低減を図ったSOHC4バルブ単気筒エンジンを持つスポーティなモデル。フロントブレーキにはラジアルマウントキャリパーをスポーティにダブルで装着する。
キムコ ダウンタウン350i ABS/125i：ツーリング向けに
スポーツツーリングモデルで350と125がある。フルフェイスヘルメットが2個入るトランクや大光量のH7ヘッドライト、USBソケットなど旅に役立つ機能を装備。自発光指針式のデュアルメーターも視認性とクールさを両立する。
キムコ G-ディンク250：ステップスルーが便利
世界的にヒットしたキムコの代表車でクラス唯一のフラットフロアで優れた乗降性を実現。シート高が低く足着き性にも優れる。フルフェイス＋αが収納可能なトランクスペースはタイマーで自動点消灯。電源ソケットは2個装備。
キムコ レーシングキング180 ABS：ドラレコ装備の記録王
ドライブレコーダーを標準装備した世界初のスクーターで、125ccクラスのボディに175ccエンジンのパワーをプラス。フロント倒立フォークにはウェーブ形状のディスクブレーキをダブルで装着するなど見た目もスポーティだ。
キムコ K-XCT 300i/125i：鬼バンクで攻めろ
レイヤードデザインの精悍なボディはショートホイールベースと最大バンク角42度によりクイックなコーナリング性能を獲得。300はフロントに3ポットキャリパーを装備して制動力も高めている。トランク容量は40Lだ。
キムコ ターセリーS150/125：リヤボックス標準装備
F16＋R14インチの大径ホイールを持つヨーロピアンスクーター。シート下にフルフェイスヘルメット収納可能なトランクスペースを持つほかリヤボックスも標準装備。大型スクリーンとナックルガードも同じく標準で装備する。
キムコ ターセリー GT125i：走破性の高さがウリ
空冷のSに対して水冷エンジンを搭載するGTは日本では125のみの販売。石畳の多い欧州で活躍する前後16インチホイールを採用する。ハイホイールのためシート下スペースは小物入れとなるがリヤボックスを標準装備としている。
キムコ GP125i：スポーティなベーシック
ウイング形状ながらしっかり機能するリヤキャリアなどスポーティな外観に使い勝手の良さを追求したベーシックスクーター。自動オープンシートやワンタッチオープンのタンデムステップ、タコメーターなど装備は充実だ。
キムコ レーシングS 150/125：スマホ連動の次世代スクーター
可変バルブの空冷4バルブ単気筒でパワーと環境性能を両立。最大バンク角は40度と深く、ライポジは3段階に調整可能だ。さらに目玉としてスマホと連動するコネクテッド機能の“Noodoe”を搭載。天気予報、グループコンパスの表示、SNSの更新通知など様々な情報のほか、メーター背景を写真やオリジナルデザインに変えることなどを可能としている。作ったデザインはアプリで世界に向けて公開することができ、楽しみ方はまさに無限大だ。
写真をまとめて見る
- 1
- 2
