ドゥカティの2019年モデルとしてフルモデルチェンジした2車、ハイパーモタード950/S(HYPERMOTARD 950/S)とディアベル1260/S(DIAVEL 1260/S)、そしてMotoGPレプリカと呼べるカラーリングと内容のパニガーレV4Sコルセ(PANIGALE V4 S CORSE)が、待望の発売日決定。先行してモーターサイクルショーなどで展示されていたが、間もなく店頭で実車を目にすることができる!
ハイパーモタード950/SP
1000ccに迫る排気量を持ちながらモタードスタイルという、現在となってはライバル不在のスポーツ・ファンモデル。そのスパルタンな走りはドゥカティでも随一(?)の手強さを誇る。2019年モデルでスーパースポーツやムルティストラーダ950と共通のテスタストレッタ11度エンジンを手に入れ、フルモデルチェンジ。従来モデルに比べればフレンドリーさが増しているが、まだまだ“らしさ”は健在だ。
パニガーレ V4 S CORSE
1103ccのV4エンジンを搭載し、世界の度肝を抜く214psを引っ提げて2018年モデルで初登場したパニガーレV4/S。そのスペシャルカラーバージョン=MotoGPファクトリーカラーをまとったV4Sコルセが登場。中身もMotoGPレプリカに近いと言われ、アルミ製鍛造ホイールやリチウムイオンバッテリー、オーリンズ製スマートEC2.0システムのセミアクティブサスペンションなど、最高峰の装備を誇る。
ディアベル1260/S
メガモンスターのコンセプトから生まれたディアベルがフルモデルチェンジ。クルーザー寄りに見られがちだったキャラクターを再びメガモンスターへと回帰させ、新たにビッグネイキッドとしての立ち位置を確固たるものとした。大柄な車格からすると軽快かつ自然なハンドリングで、ワインディングロードでは水を得た魚のように走ることも可能。もちろん高速クルージングや街乗りなども得意だ。シリーズ初となる“S”仕様をラインナップし、オーリンズ製サスペンションやモノブロックキャリパーなどを装備するのもトピック。
ディアベル1260(STD)は228万円で、同じく6月8日発売となる。
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