今年の2月に惜しまれつつ休刊した名門オフロード雑誌があった。『ガルル』という32年も続いたバイク雑誌は、初心者がこれからオフロードを楽しむためのノウハウがちりばめられていたことから、「代わりに読む雑誌がない」と嘆くファンも多かった。そこで、その雑誌のスタッフが再集結し、新たなオフロードマシン総合誌を立ち上げることに。ヤングマシンのファミリーに加わったその新雑誌の名は“ゴー・ライド”である。
ゴー・ライド発進号の巻頭特集は、小林直樹のライテク講座!
ゴー・ライドは、最新オフロードマシン詳解から懐かしのモデル解説、オフロードライテク講座にメンテナンス指南、スクール体験記からレースレポート、ツーリング記事から林道ガイドなど、オフロードマシンにまつわるさまざまな楽しさを紹介するオフロードマシン総合誌だ。
ガルル時代から人気の高かった企画も雑誌名と同様にコーナー名を変えて存続、またはリニューアルされ、安心して読めるオフロードマシン総合誌になっている。余談ではあるが、これを書いている中の人(ヤングマシン編集部員)がバイクの免許を取った1992年に、最初に買ったバイクはヤマハDT200WRであり、読み漁ったのはもちろんガルルである(時折バックオフも、であるが……)。オフロードを走る機会がめっきりなくなってしまってからも、老舗オフロード雑誌が残っていることを嬉しく思っていたし、心の中で応援していた。だから、名前が変わったとはいえ、この復活劇には喜びを禁じ得ないのである。
ライテク、ツーリング、ニューモデルインプレッション!
さて、コンテンツの紹介をしていこう。ゴー・ライド発進号の巻頭特集は、ガルル時代から人気の小林直樹師範によるライテク講座。オフロードライディングを楽しむためのポイントを5つに分けて紹介し、安全に上達するコツをお伝えするというものだ。さらに、ダカールレジェンドの三橋淳さんが話題のファンティック・キャバレロ(FANTIC CABALLERO)シリーズをテストライド! また、オガPこと小川編集長がKTM 790アドベンチャーR(ADVENTURE R)、CRF250ラリー タイプLDをインプレッション。オフロードマニアやたぐわぁ氏(本誌でもおなじみのヤタガイヒロアキ)による詳細な林道ガイド「GO RINDO」、副編集長コイの「リコーダートツーリング」とツーリング記事も充実させている。人気バイク女子ちぱるちゃん、JNCCチャンピオン渡辺学選手の連載もスタートし、ツーリング派もレース派も楽しめる一冊となっているぞ!