東京MCショーで日本初公開されたロイヤルエンフィールドの新型空冷2気筒に、和歌山利宏がさっそく試乗。4月24日発売の本誌で詳報するが、まずはエンジン音を聞いていただこう!
走り出しから信頼できるエンジンが心地よい
本誌発売に先立って、和歌山さんのインプレッションを軽く紹介したい。今回の試乗会はタイのプーケット島で行われたのだが、「熱帯の自然を満喫しながら楽しめる空冷ツインだった」と評価。続いて「エンジンは極低回転からスムーズで粘りもあって、クラッチミートの瞬間からバイクに信頼を寄せることができ、トコトコ走りもいとわない。それでいて、270度クランクの不等間隔爆発によるトラクションが心地よく、いい気分にさせてくれる」と、エンジンの心地よさを解説している。
というわけで、さっそくその270度空冷並列2気筒エンジンのサウンドをお届けしよう。輸入元のウイングフットで排ガス検査から戻ってきたばかり、登録前の車両なので回転数はあまり上げていないが、ゆったりした吹け上がりとウエットなサウンドが伝わるはずだ。
さらに、「何より、この車格は日常的に使うのに程よい大きさだ。今ではレトロ指向の2気筒車も大排気量化や水冷化を余儀なくされているだけに、改めて本来の姿を思い知らされる。さらに、ハンドル切れ角は片側37度もあって、昔のバイクのように小回りもしやすい」と、車体の取り回しにも好感触だった。
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