2019年4月14日にアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた二輪車レースの最高峰「FIM※1ロードレース世界選手権(MotoGP)」の第3戦において、MotoGPクラスに「GSX-RR」で参戦するチームスズキエクスターのアレックス・リンス選手が優勝した。スズキのMotoGPでの優勝は、2016年9月の第12戦イギリスGP以来2年7か月ぶり。
※1:FIM=国際モーターサイクリズム連盟
決勝日は、前日朝の雨も上がり、路面が乾いた状態でレースが行われた。予選を7位で通過し3列目からスタートしたリンス選手は、スタートから2番手集団の後ろにつき周回を重ねる。リタイアするライダーが出る中、終盤には2番手に浮上しトップを追走。その後、残り4周でトップを奪い、そのまま逃げ切ってトップでチェッカーを受けた。
リンス選手にとってはMotoGPクラスでの初優勝。年間個人ポイントランキングで3位に浮上した。また、チームメイトのジョアン・ミル選手はジャンプスタートによるライドスルーペナルティを課せられるなど苦しいレース展開となったが、17位で完走した。
難しいレースコンディションの中、一丸となってマシンセッティングに取り組んだチームスズキ エクスターは、今シーズン初優勝を獲得した。
※情報提供:スズキ
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