トータルバランスで戦う!

スズキ’19モトGPのニューマシン発表【新ライダー/コーナリング向上】

ヤマハに先駆けて2月4に発表されたのはチームスズキエクスターの参戦体制とニューマシンだ。2019シーズンはニューカマーとして2017年Moto3チャンピオンのジョアン・ミル選手を迎え、調子を上げてきているアレックス・リンス選手とともに勝利を目指す。

Team SUZUKI ECSTAR(チームスズキエクスター)

スズキのファクトリーチームとなる「チームスズキエクスター」からは、昨年5度の表彰台を獲得しランキング5位につけた#42 アレックス・リンス選手と、2017年にMoto3チャンピオンを獲得しMoto2を経て2019シーズンにMotoGP初挑戦となる#36 ジョアン・ミル選手が参戦する。マシンは昨年までと変わらない鮮やかなブルーで包まれた、スズキのオイルブランドであるエクスターカラーだ。

2017年には少し調子を落としたものの、2018シーズンはライダー2名で9度の表彰台獲得で勝利まであと一歩を迫っている。スペイン人2名による若々しいライダーラインナップとなった2019シーズンは、さらなる飛躍が期待できる。

マシンは一見するとフレームが2018年のマシンとは異なっており、定評のあるトータルバランス、特にコーナー進入の減速から立ち上がり加速までの走りにさらなる磨きをかけていることは間違いないだろう。

ゼッケン42番、アレックス・リンス選手。スペイン出身の23歳。
ゼッケン36番、ジョアン・ミル選手。スペイン出身で、こちらは21歳とさらに若い!
【左:佐原伸一チームディレクター/中央:Davide Brivio(ダビレ・ブリビオ)チームマネージャー/右:河内健テクニカルマネージャー】

スズキのファクトリーマシン・GSX-RR

【左:#42 アレックス・リンス選手のマシン/右:#36 ジョアン・ミル選手のマシン】
2017年のウイングはヒゲと呼ばれたが、2018年からはほぼ現在の形状に。
側方から見たダクトウイングの形状はご覧のようになっている。フロントフォークはアルミ製アウターチューブのようだが、実戦ではカーボンが投入されるはず。
フレームは見える範囲で言えばピボットまわりの形状が昨シーズンとやや異なっている。
コックピットはシンプル。ウイング形状も見て取れる。

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