今年のEWC(世界耐久選手権)も目が離せない

【二輪/四輪】ホンダとトヨタのル・マン24時間優勝マシンが競演!

  • 2019/3/5

3月2日、3日に開催された「モースポフェス2019 SUZUKA モータースポーツファン感謝デー」でホンダの八郷社長とトヨタの豊田社長が競演したのは既報通り。そして実は、デモランで使用された車両は2018年の日本車の栄光を象徴するものだったのだ。

24時間耐久レースの代表格、ル・マン24時間の覇者たち

モースポフェスの初日にホンダの八郷隆弘社長が走らせたCBR1000RRは、昨年のル・マン24時間を制したF.C.C. TSR Honda Franceのマシン「CBR1000RR-TSR-EWC」だ。F.C.C. TSR Honda Franceはル・マン24時間で優勝したのち、2017-2018FIM世界耐久選手権の最終戦となる鈴鹿8時間耐久ロードレースで、同選手権の世界チャンピオン獲得を決めた。日本国籍のチームとして初めての記録だ。

同シーズンでF.C.C. TSR Honda Franceは、開幕戦・ボルドール24時間(2017年9月16日~17日決勝:フランス)で6位、ル・マン24時間(2018年4月21日~22日決勝:フランス)優勝、スロバキアリンク8時間(2018年5月12日決勝:スロバキア)3位、そしてオッシャースレーベン8時間(2018年6月9日決勝:ドイツ)優勝、最終戦の鈴鹿8耐(2018年7月29日決勝:日本)では5位となり、年間チームランキング1位を獲得。この結果、ホンダをマニュファクチュラーランキング1位に押し上げ、さらにはブリヂストンタイヤに初の世界耐久タイトルをもたらしたのだ。

翌シーズンとなる2018-2019FIM世界耐久選手権では、開幕戦となるボルドール24時間耐久ロードレースで優勝。2年連続世界チャンピオンへと好スタートを切っている。

ル・マン24時間の優勝車をライドするホンダの八郷隆弘社長。後ろに続くトヨタ・ヤリスWRCを駆るのはトヨタの豊田章男社長だ。

マシンを止める八郷社長。世界タイトルを獲得した自社のマシンを社長が走らせるシーンに、多くのファンが感動を覚えたに違いない。

中央右の白いレーシングスーツはホンダ八郷社長、中央左の黒いスーツがトヨタの豊田社長。前列右端にいるのはF.C.C. TSR Honda Franceを率いる、TSRの藤井正和監督だ。

2018年の鈴鹿8耐の表彰台シーン。藤井監督はこのとき「鈴鹿の表彰台の景色は特別。ここに帰ってくることができて本当に嬉しい。僕らのようなファクトリーでもない、トップライダーが揃っているわけでもないチームでも、やればできるんだということを鈴鹿に集った皆さんに伝えたかった」と語った。その言葉に勇気をもらったというファンも多いのでは?

ル・マン24時間と世界ラリー選手権を制したトヨタ車

豊田章男社長が走らせたのは、2018年の世界ラリー選手権でマニュファクチュラータイトルを獲得した「ヤリスWRC」だ。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamはドライバーズタイトルこそ逃したものの、最終戦でヤリマティ・ラトバラが優勝するなど随所で速さを見せた。そして、この記事の主役でもあるル・マン24時間の優勝車・TS050 HYBRIDもモータースポーツファンの前でお披露目された。こちらは中島一貴選手によるドライブで、ジョシュ・フック選手の駆るCBR1000RRとランデブー走行。

CBR1000RRを駆るジョシュ・フック選手と、TS050 HYBRIDをドライブする中島一貴選手。

左は2018年のル・マン24時間の優勝車、TS050 HYBRID(TOYOTA GAZOO Racing)。そして右は、世界ラリー選手権でマニュファクチュラータイトルを獲得したヤリスWRC(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team)だ。

今年のル・マン24時間に向けてCBR1000RR SP2をシェイクダウン!

モースポフェスの2日目となる3月3日(日)は、あいにくの雨となったが、この日にジョシュ・フック選手が走らせたCBR1000RRは前日のマシンと異なる様子を見せていた。まずマシンの年式自体が異なり、カラーリングが新調されたうえにゼッケン1を付けていたのだ。これは今年のル・マン24時間に向けたニューマシンのお披露目を兼ねたもの。月曜日(3月4日)には2セッションのテスト走行でシェイクダウンを行っており、ライダーは「昨年のボルドールで使用したマシンより速い」と語っている。耐久レースで求められるのは安定して速いことだが、2019年4月20日~21日決勝のル・マン24時間に向けて、いい手応えを掴んでいるのは間違いない。

ニューマシン(CBR1000RR SP2)を走らせるジョシュ・フック選手。

2018-2019シーズンの世界耐久は、すでに開催されたボルドール24時間のほか、前述のル・マン24時間、スロバキアリンク8時間(2019年5月11日決勝)、オッシャースレーベン8時間(2019年6月9日決勝)、そして最終戦の鈴鹿8時間(2019年7月28日決勝)が予定されている。当WEBとしても昨シーズン以上に注目していきたい!

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ヨ

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帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)

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