鈴鹿サーキットで3月2日~3日に開催のモースポフェス2019、その初日のオープニングセレモニーに現れたホンダCBR1000RRとトヨタ・ヤリスWRC。そのマシンを駆っていたのは、なんとホンダとトヨタの社長だちたっだ。
世界耐久のチャンピオンを獲得したマシン:CBR1000RR
本田技研工業の八郷社長が駆ったのは、2017-2018FIM世界耐久選手権シリーズで総合チャンピオンを獲得したF.C.C. TSR Honda FranceのCBR1000RRだ。同チームは2018年4月21~22日に決勝レースが開催された同選手権の第2戦となるル・マン24時間耐久レースで優勝を遂げ、最終戦となった鈴鹿8時間耐久ロードレース(7月29日決勝)で年間総合チャンピオンを獲得。日本国籍のチームとして初めての同シリーズ世界チャンピオンとなった。
さらに、その感動の余韻も収まらぬ2018年9月13~14日、2018-2019FIM世界耐久選手権の開幕戦となるボルドール24時間耐久ロードレースでも、前年の雪辱を果たす形で優勝し、2年連続世界チャンピオンへの弾みをつけている。
WRCのマニュファクチャラーズタイトルを獲得:ヤリスWRC
トヨタ自動車の豊田章男社長が走らせたのは、2018年FIA世界ラリー選手権(WRC)でマニュファクチャラーズタイトルを獲得したヤリスWRC。同選手権には2017年にトヨタとして18年ぶりの復帰参戦を果たし、2年目の挑戦でメーカータイトルを獲得した。2019年のTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは新たなドライバーも迎え、マニュファクチャラーズタイトルの防衛だけでなくドライバー、コ・ドライバー選手権すべての完全制覇を目指す。
会社を率いる社長たちが自らの手でレーシングマシンを操り、スタンド前に現れた姿に観衆も沸く。こうした姿勢による発信力も、トップメーカー/トップチームを支えるチカラになっているのだろう。今年のレースシーンからも目が離せない。
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