2018年11月、イタリアで開催されたミラノショー(EICMA)にて発表され、イメージ刷新と話題を呼んだ2019新型ホンダCB650R。その日本国内販売の詳細が正式発表された。税込車両本体価格96万1200円にて、2019年3月15日に発売される。
コンパクトながらダイナミックなスタイリングが特徴のネイキッドロードスポーツモデル・CB650Rは、伸びやかな回転フィーリングを堪能できる水冷4ストDOHC直列4気筒648ccエンジンを搭載した従来モデルのCB650Fをベースに開発。「都市のライフスタイルに興奮をMiddle Sports Roadster」というコンセプトの下、さらなる軽量化を企図し、車体・足回り、パワーユニットの各部を熟成させつつ、スタイリングも一新した。また、Fシリーズ終了に伴い、車名も新たに「CB650R」に変更される。
車体・足回りについては、フレームの構成部品および製法の変更、マスの集中化、5本Y字型スポークのアルミホイール採用等により、軽量化と高剛性化をさらに追求。倒立式フロントフォーク、アルミ鍛造のボトムブリッジ、ラジアルマウントキャリパーを採用したフロントブレーキ、セパハン&ステップの位置調整などと組み合わされ、運動性能の向上を図っている。
パワーユニットについては、扱いやすいトルク特性を維持しつつ従来モデルよりも高回転域の出力を向上を企図して各所をチューニング。動弁系の諸元変更、ピストン形状変更、新設計のエアクリーナー(ツイン吸気ダクト)などを新たに採用している。
また、クラッチ操作の負荷を軽減させるアシストスリッパークラッチや、後輪スリップを緩和させるHonda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)を新採用。ライダーの疲労軽減や安心感のある走りにも配慮がなされている。
スタイリングの最大の特徴は、新世代CBシリーズに共通するマスの集中化を図った凝縮感のある台形プロポーションだろう。エッジを利かせた稜線と、しなやかな曲面を組み合わせた面構成により、コンパクトでダイナミックなイメージを打ち出している。ボディカラーは、深い陰影が印象的な「キャンディークロモスフィアレッド」、硬質で引き締まった印象の「グラファイトブラック」、金属質感の強い「マットベータシルバーメタリック」の3色がラインナップされる。
ホンダ新型CB650Rは、税込車両本体価格96万1200円にて、2019年3月15日に発売。
車名 | CB650R |
全長×全幅×全高(mm) | 2,130×780×1,075 |
軸距(mm) | 1,450 |
シート高(mm) | 810 |
車両重量(kg) | 202 |
エンジン型式 | 水冷4スト直列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 (cc) | 648 |
内径×行程(mm) | 67.0×46.0 |
圧縮比 | 11.6 |
最高出力(ps/rpm) | 95/12,000 |
最大トルク(kgf・m/rpm) | 6.5/8,500 |
燃料タンク容量(L) | 15 |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン |
キャスター角(度)/トレール量(mm) | 25°30´/101 |
ブレーキ前 | Wディスク |
ブレーキ後 | ディスク |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 |
カラー | キャンディークロモスフィアレッド、グラファイトブラックマットベータシルバーメタリック |
税込車両本体価格 | 96万1200円 |
※情報提供:本田技研工業
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