XSR250は、外した感ありも’20年に最後の期待
ネオレトロ路線がニーゴーにも波及していくはず。2年前にそう目星を付けたものの、どうやら’19モデルとしての実現はなさそう。倒立フォーク採用の新型YZF-R25のシャーシよりも、正立ベースのほうが似合う気もするが……。
近頃ブームのネオクラシック。要はレトロ風の現代的なバイクで、特に欧州で人気が高く、各メーカーがこぞって新作を投入している。その主要モデルに数えられるのがヤマハのXSRシリーズ。XSR900は、あの現代的なMT-09を見事なほどクラシカルに変身させ、スマッシュヒットを飛ばした。さらにワイズギアが往年のRZ250風のオーセンティック外装セットまで用意。さらに、2018年からは、MT-07ベースのXSR700も国内で発売中だ。──となれば、次はMT-25もXSRに! RZ風に! と考えるのは順当だ。
その最新動向として、アメリカのカスタムビルダーであるGG Retrofitzが、YZF-R25/3用のレトロ外装をリリース。250ccのネオクラシックカスタムに乗り出した。市販車ではないが、こういった動きが活発になればヤマハも動く?!
MT‐25のルーティンはR25の後に追従進化
2019年にYZF-R25/R3が新型に生まれ変わったことにより、MT-25が同様のモデルチェンジを受けるのも秒読み段階に入ったと本誌は見ている。R25の主な変更点は倒立フォークの採用と空力追求の外装だったが、ネイキッドのMTはニューデザインのヘッドライトで個性を表現するはず。
その点では、すでにインドネシアなどで発表されているMT-15が参考になる。YZF-R15をベースとするMT-15は、MT-09イメージの2眼をさらに攻撃的にしたような3眼(メイン1灯+ポジション2灯)となっており、それよりもやや高級志向になると思われるMT-25は、MT-09のほうに近くなるのではと予想される。
乗りやすさに定評のある並列2気筒やフレームなどの車体構成は従来型を継承しつつ、倒立フォークやホールドしやすそうな新しい燃料タンク形状なども新型R25を踏襲して、より一体感のあるライポジを実現するだろう。MT-15を参考にするなら、R25よりも快適なダブルシートを採用する可能性もある。登場時期は’19年秋に発表、’20年発売と見た!
※ヤングマシン2019年2月号掲載記事をベースに再構成
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