内側に貼るだけ。曇り止め効果はパーフェクト!

曇り止めシート”フォグウイン プラス”を使ってみた【クリアな視界をカンタン確保】

フォグウイン プラス

寒くなるこの時期、悩まされるのがシールド内側に発生する曇りだ。この汎用タイプの曇り止めシートで視界を確保し、安全運転を!

(○)スマホの保護フィルムと同様に貼ればOK!

曇り止めシートと言えば、大手ヘルメットメーカーはピンロック社の製品を純正アクセサリーとして用意しているが、専用のシールドが必要となるため導入コストが高い。そこでお勧めしたいのが、ウインズジャパンが扱うスーパーアンチフォグシートの「フォグウイン プラス」だ。

フォグウイン プラス

取り付けは非常に簡単で、スマホの保護フィルムのようにシールド内側に貼り付けるだけ。付属アルコールシートで施工面の汚れを除去するなど、注意すべき点も似ている。

フォグウイン プラス
シートは外周の粘着材でシールドと密着する仕組みだ。サイズはミニ、スタンダード、ジェットの3種類があり、公式サイトでそれぞれの型紙を確認できる。
フォグウイン プラス
シールド表側にガイドペーパーを貼って位置決めし、裏側に曇り止めシートを貼るだけだ。
フォグウイン プラス
シールド内外の寒暖差によって内側が結露する。これを防ぐためにシールドを二重にして断熱の役割を担う空気層を形成。さらにシート自体に親水性を持たせることで、曇り止め効果が長期にわたって持続する。

曇り止め効果はパーフェクトといっても過言ではなく、シートを貼っていないシールドの外周は真っ白く曇っているのに、正面の視界はクリアなまま。長い信号待ちでもシールドを開けて換気する必要はない。

なお、このシートは貼り直しが利く上に、汚れたり粘着力が落ちてきた場合には、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗い、自然乾燥させることで効果が回復する。さらに、使わないときにはパッケージ内にある保護シートに挟んでの保管が可能だ。

サイズはフルフェイス用のほかにジェット用、4輪用の3種類をラインナップ。曇りに悩んでいたライダーにぜひ使ってほしいシートだ。

(△)飽和状態ではにじむが、通常使用なら問題なし

シートの吸湿能力が飽和状態になると像がにじんでくるが、通常の使い方であれば問題ない。乾燥させれば効果は回復するのでご安心を。

こんな人におすすめ:専用シールドは不要。汎用性の高さが魅力

効果の高い曇り止めケミカルもあるが、定期的に塗布するのが面倒というライダーには、やはりシートタイプをお勧めする。貼り直しが利く上に、粘着材がシートの外周のみなので、保護フィルムにありがちなエア噛みとも無縁だ。

フォグウイン プラス[ウインズジャパン]
●税込価格:3240円
●サイズ:全3種

●写真:飛澤 慎
●取材協力:ウインズジャパン 076-259-6560 https://www.wins-japan.com/
※ヤングマシン2018年12月号掲載記事をベースに再構成