2018年7月8日、富士スピードウェイにて開催の第13回CBオーナーズミーティングで2018年型CB1300スーパーフォアSPとCB1300スーパーボルドールSPの市販予定車が初公開された。往年のCB750FCを彷彿とさせる青×白×赤のカラーリングに特別装備の足回りが光る。
ブレンボ製モノブロックキャリパーはラジアルマウント方式
本誌スクープでもお伝えしたCB1300SF&SBのSPが、ついに初公開された。CB1000スーパーフォアも含めたこれまでの25年の歴史の中でも足まわりにここまで力を入れた例は初めて。フロントにはオーリンズの正立フォークを採用し、ブレーキにはブレンボのモノブロックラジアルマウントキャリパーを組み合わせる。もちろんリヤショックもオーリンズ製とし、CB1300に合わせた専用セッティングを施している。それ以外にも、スポーツグリップヒーターを装備するなどの基本装備はSTDと同様だが、ETC車載器を2.0にアップデートしたのもトピックだ。
オーリンズ装備と言えばZRX1200ダエグを思い出す
2016年に発売されたZRX1200ダエグ用のオーリンズプレミアムパッケージは前後サスをセットにした100セット限定品で、ZRX1200ダエグ ファイナルエディションの発売に合わせて用意された。従来はリヤショックだけの特別仕様だったダエグに初めてフロントも設定したオプションで話題となった。このセットで価格は44万2800円だったので、今回のCB1300SPの予想価格設定(STD+約40万円)はブレーキも装着されていることも考慮すると買い得と言えそうだ。
撮影:山内潤也