2017年5月の人とくるまのテクノロジー展で、国産では初めてバイク用電子制御サスを出展したSHOWA(ショーワ)が、2018年の人テク展で電子制御式の「SHOWA EERAステアリング」と「SHOWA EERAライドハイト」の開発概要を発表する。
電子制御ステアリングダンパーは国内初公開
2017年5月に初めて二輪車用電子制御技術シリーズ「SHOWA EERA(ショーワ・イーラ)」を発表し、続く11月のミラノショーでシリーズ第一弾の電子制御式減衰力可変ダンパー「SHOWE EERA Balance Free Damping Force」を搭載したカワサキZX-10R SEが初公開されたSHOWA。矢継ぎ早に新技術が採用されているが、今年の人テク展では電子制御式ステアリングダンパーのSHOWA EERAステアリングを国内初公開。さらに昨年の人テク展でも発表された電動車高調整システムのSHOWA EERAライドハイトのデモ体験機も出展することが明らかになった。
SHOWA EERAの目指すところは?
2018年の人テク展でSHOWAが掲げるテーマは「究極の気持ち良さと楽しさをすべてのユーザーへ~Perfomance. Pleasure. Progress.~」というもの。それは、二輪車用電子制御技術シリーズのイーラが掲げているテーマ「モーターサイクルに乗る人々の、 それぞれの目的、さまざまなシチュエーション、それぞれの体格・体型、走る道…。 彼らのライディングを今より少しでも豊かにする為に、サスペンションにもまだ出来る事があるはず。 ライダーに『究極の気持ち良さ楽しさ』を提供したい」と一致するのものだ。まずは、ZX-10R SEで市販された減衰力可変ダンパーの普及が急がれるが、今後は電子制御ステアリングダンパーや電動車高調整システムもセットで機能させて市販車に搭載されるよう開発が進められている。2018年の発表内容と近い将来の市販車への搭載も期待したい。
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