5月23~25日の人とクルマのテクノロジー展で

SHOWAの電子制御ステダンと車高調が発表に

2017年5月の人とくるまのテクノロジー展で、国産では初めてバイク用電子制御サスを出展したSHOWA(ショーワ)が、2018年の人テク展で電子制御式の「SHOWA EERAステアリング」と「SHOWA EERAライドハイト」の開発概要を発表する。

電子制御ステアリングダンパーは国内初公開

2017年5月に初めて二輪車用電子制御技術シリーズ「SHOWA EERA(ショーワ・イーラ)」を発表し、続く11月のミラノショーでシリーズ第一弾の電子制御式減衰力可変ダンパー「SHOWE EERA Balance Free Damping Force」を搭載したカワサキZX-10R SEが初公開されたSHOWA。矢継ぎ早に新技術が採用されているが、今年の人テク展では電子制御式ステアリングダンパーのSHOWA EERAステアリングを国内初公開。さらに昨年の人テク展でも発表された電動車高調整システムのSHOWA EERAライドハイトのデモ体験機も出展することが明らかになった。

【SHOWA EERAステアリング】2017年11月、ミラノショーのSHOWAブースで初公開された電子制御ステアリングダンバー。こちらもサスと同様、応答性に優れるソレノイドバルブを採用することから、「反応速度が早い」というSHOWAの電子制御シリーズの特徴を受け継いでいるだろう。

【SHOWA EERAライドハイト】2017年10月にSHOWAの栃木開発センター・塩谷ブルーピンググラウンドで公開された開発車両=アフリカツインには電子制御サスのモード切替が備えられており、PASSENGER(二人乗り)モードも設定されていた。その開発車両は減衰力調整だけでライドハイトは投入されていなかったが、2017年5月時点の開発車両には車高調整機構が備わっていたので、将来的には車高&減衰のダブルでの投入も期待できるだろう。

SHOWA EERAの目指すところは?

2018年の人テク展でSHOWAが掲げるテーマは「究極の気持ち良さと楽しさをすべてのユーザーへ~Perfomance. Pleasure. Progress.~」というもの。それは、二輪車用電子制御技術シリーズのイーラが掲げているテーマ「モーターサイクルに乗る人々の、 それぞれの目的、さまざまなシチュエーション、それぞれの体格・体型、走る道…。 彼らのライディングを今より少しでも豊かにする為に、サスペンションにもまだ出来る事があるはず。 ライダーに『究極の気持ち良さ楽しさ』を提供したい」と一致するのものだ。まずは、ZX-10R SEで市販された減衰力可変ダンパーの普及が急がれるが、今後は電子制御ステアリングダンパーや電動車高調整システムもセットで機能させて市販車に搭載されるよう開発が進められている。2018年の発表内容と近い将来の市販車への搭載も期待したい。

2017年11月のミラノショーで展示されたイーラのシステム。電サスだけはなくステアリングなど操作系に広く介入してライディングをサポートしようという意図が分かるだろう。そして、今回の人テク展で発表される2つの技術が実用化されるとシステム全体がコンプリートされるのだ。

人とくるまのテクノロジー展の案内はこちら
「電サス仕様のアフリカツインが進化」記事はこちら
「SHOWA電サスの供給先は?」記事はこちら

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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