2018年5月号(3月24日発売)「激戦区最前線スクープ」特集の250SS-WARSがインドネシアの2輪メディアで掲載された。本誌掲載のCGがネットで引用されることはよくあるが、今回は印刷物になって特集された。ここでは、掲載されたスクープの内容も一部紹介していこう。
果たしてニーゴー4気筒は実現するのか?!
スポーツバイクの熱烈なファンが多いお国柄として知られるインドネシアのバイク専門タブロイド「MOTOR PLUS」紙が、本誌5月号のスクープをほぼそのまま掲載した記事の第二弾。今回は、以前からウワサされるカワサキの4気筒250cc計画が動いているのではないかという内容だ。元々このウワサはインドネシア発祥で、ヤングマシン2014年10月号でも取り上げたことがあるが、その最新動向を伝えたもの。もちろんインドネシアでの関心も高い。
H2のような250版究極性能路線なら?!
2018Ninja250は、性能を大きく底上げしつつも並列2気筒の現実的価格帯のモデルとなっていた。さすがに4気筒250計画は幻だったのか? 否、水面下ではいつでも動き出せるよう継続中だというのだ。
ちょうど1年ほど前、カワサキモーターインドネシアがSNSを通じて次期Ninja250についてのWEBアンケートを大々的に実施。既にその頃’18Ninja250は開発の大詰めを迎えていたわけで、実際は’18モデル正式発表へ向けて機運を高めるためのパフォーマンス的な意味合いだったと思われる。が、そこには250クラスを超えた装備や機能がズラリと並び、ユーザーの需要度を探っていた。もちろんその中には「並列4気筒」という項目も存在している。その3年前にも、やはりインドネシアのサイトで「カワサキが開発中の並列4気筒シリンダーヘッド」とされる出所不明の写真が話題に。日本国内だと4気筒化は夢まぼろしのように聞こえるが、アジアでは着々と4気筒需要の素地が広がりつつあるのだ。
バイク文化が既に成熟期に入った日本と、勢いのある新興国のライダーたちの間にはアツさに大きな開きがある。最大の違いは、彼らは直4ニーゴーをまだ体験したことがないということだ。「2気筒より4気筒、シングルディスクよりWディスク、正立フォークより倒立フォーク、より速く、よりパワフルに! かつては日本でもそうだった。アジアのライダーだって同じ人間。欲が出ればいずれそうなる」とは、現地を視察したショップ店長の弁。既にカワサキはテスト車も製作済みとの情報もある。2気筒同士の戦いが頂点に達したら、次は4気筒で戦うしかない!(ヤングマシン5月号より)
予想キャラクターは全250の頂点たる存在
2014年10月号ではネットの画像を分析
ニュース提供:ヤングマシン2018年5月号(3月24日発売)