2018年モデルで初の大幅なモデルチェンジとタイプ追加が行われたTracer900(トレーサー900/日本名MT-09トレーサー)の価格が欧州で発表された。まだ国内仕様のアナウンスはないが、欧州の価格を元に予想してみた。
国内仕様のGTは126万5000円に?!
ここでは正式発表されたイタリアでの価格で新旧を比較してみたい。2017年モデルのトレーサー900は1万290ユーロ(約139万円)で2018年モデルのトレーサー900は1万590ユーロ(約143万円)とおよそ3%アップの4万円高となった。そしてタイプ追加のトレーサーGTは1万2190ユーロ(約164.5万円)で、18.4%アップの25万5000円高となる。日本仕様の2017年モデルは106万9200円なので、この比率をあてはめると2018年型STDが約110万円、GTは約126万5000円となる。新型トレーサー900/GTについては、国内での取り扱いは確定と言えるが価格は検討中との情報。しかし、欧州の価格設定はヒントになると考えていいだろう。
国内仕様のGTはパニアケースが装着されない?!
ハードパニアが装着できるようになり、ツアラーモデルではトップエンドとなるFJR1300A/ASに準じる位置づけになりそうな新型トレーサー900/GTは、FJRシリーズと同じように国内では上級グレードのパニアケースが標準装備にならないと予想される。そうなると、欧州仕様の価格をあてはめたトレーサー900GTの国内推定価格=126万5000円から下げられるかも知れない。
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