世界一危険がゆえに、惹き付けられるライダーが後を絶たないマン島TTレース。そして、その魅力の前には男も女もないらしい。イギリスの女性バイクジャーナリストは、マン島TTコースに文字通り「身も心も」捧げてしまった!?
マン島一家で育った女性のアートカレンダー
マン島TTに惚れ込んだひとりの女性が、自らプロデュースして自らが出演するヌードカレンダーを作ってしまった! イギリス在住のアーティスト&ジャーナリストであるレイチェル・クレッグさんは、祖父も父もTTライダーという、生粋のマン島ファミリーに生まれ育った女性。幼いころからTTを見て育ち、その世界観を心から愛している。
「世界中のモータースポーツで、もっとも過酷で危険なのがマン島TTレースです。私は、そんなレースに挑戦するライダーを心から素晴らしいと思っていて、その狂気に満ちた世界への敬意を示す作品を作りたかったんです」
マン島にはグースネックやブレイ・ヒルといった、数多くの名物コーナーが存在する。カレンダーに収められているのは、そんな名所でハダカになるレイチェルさんの姿。モノクロということもあってアート色の強い仕上がりだが、ときには凍え死にそうになり、ときには警察に通報され、さらには怪我をして病院に運ばれたり……と、本当にいろんな意味で“身体を張って”製作されている。
史実に基づくパフォーマンスが楽しい
とはいえ、このカレンダー最大の見どころはマン島TTの史実に基づくパフォーマンスだ。例えば、崖下に落ちたライダーがヘルメットを放り投げて救助を求めたエピソードを持つコーナーでは、レイチェルさんは全裸+巨大なアライヘルメットという姿で登場し、とあるレーサーがガス欠を起こしたコーナーでは、ガソリン携行缶の上でポーズを取る……といった具合。もちろん、カレンダーにはそのエピソードの解説も入っている。
マン島TTの愛好家であり、そのエピソードを知り尽くすアーティストだからこそ作れるカレンダーは、彼女のウェブサイトから購入可能。価格は25ポンド(≒3750円。日本からのオーダーには日本語翻訳も付けてくれるとのこと)で、ドイツのニュルブルクリンク・バージョンや、それぞれのTシャツといったグッズ類も発売中だ。
(↓購入はこちらから)
http://www.rachaelclegg.com
↓こちらはニュルブルクリンクバージョン
メイキング画像も貰いました
Rachael, Thank you for your cooperation!