水冷に生まれ変わったトライアンフのツインシリーズにボンネビルボバーが加わったのが2017年。世界的なボバーブームの中、無駄をそぎ落としたシンプルなスタイルとクオリティの高さで一躍人気モデルになった。そして10月4日、新たに進化型のボンネビル・ボバー・ブラックを追加発表。黒尽くめのボディが目を惹くが、実は強化された足まわりやLEDヘッドライトなどが密かに新採用されている。魅力を増したその内容を紹介しよう。
全身ブラックアウトのダーク仕様
その名の通り、まずとにかく黒い。ツヤありとツヤなしパーツの絶妙な組み合わせでブラックアウトされたディテールが、ボバー・ブラックの最大のアピールポイントだ。専用ブラックパーツは下記の通りとなる。
● ブラックペイント・エキゾースト(サイレンサー、ヘッダー、アッパーフィンキャスト)
●ブラックアルマイト加工・ブレーキペダル、フットレスト
● ブラックアルマイト加工・ギヤレバー
● 亜鉛ニッケルメッキギヤリンケージ
●ブラックアルマイト加工・ブレーキ、クラッチレバー
●ブラックペイント・ハンドルバー(ブラックアルマイト・ライザー、クランプ付き)
● ブラックペイント・シートパン
●ブラックパウダーコーティング処理・エンジンカバー、カムカバー、スプロケットカバー
● ブラッククロームメッキ・ヘッドライトリム
● ブラックペイント・ホイールハブ
ブレーキはダブルディスク&ブレンボとなる
この手の派生モデルの場合、本来ならジャンルを問わずスタイルの変更のみというマシンが多い。ところがこのボンネビル・ボバー・ブラック=BBBの場合、機能面での専用パーツもしっかり奢られているのだ。従来シングルディスクだったフロントブレーキは、310mm径のダブルダブルディスクに強化され、2ポットキャリパーはブレンボのロゴも刻印されている。フロントサスもショーワ製47mm径カートリッジフォークでホイールトラベルも拡大、フィーリングとフィードバックを向上させている。タイヤはよりワイドなAvon Cobraをワイドリムに装着。従来のボンネビルボバーに比べ、より力強さを印象づける仕上がりである。
LEDヘッドライトにクルコンも搭載
新たに採用された5インチのフルLEDヘッドライトにより、照明類は全てLED化された。また、左スイッチにはクルーズコントロールボタンもセットされ長距離ツーリングにも対応した。「ロード」、「レイン」の2種類が用意されたライディングモードやトラクションコントロールもボバーから踏襲、さらに、レバーの操作力を軽減してくれるトルクアシストクラッチも装備している。
■以下、トライアンフモーターサイクルズジャパンのリリーズの一部抜粋です。