国産ネオクラシックモデルの動向が熱くなってきた。9月5日にティザー動画が公開され、大きな反響を呼んでいるカワサキのZ900RSだけではない。欧州で発売されてから間もなく2年、長らく国内での発売が待たれていたXSR700がついに正式発表となる見込みだ。
10月に’18 XSR900と同時発表か
遡ること2015年7月、欧州でヤマハのXSR700が発表された。日本人トップビルダーの木村信也氏が手掛けたMT-07のカスタム「Faster Son」がそのルーツで、コンセプトを引き継いで11月に発売となった。エンジンや車体はストリートファイターのMT-07そのまま。外装だけでネオクラシックモデルに仕立てるというこれまでにない手法だったが、納得のカッコよさに国内でも話題となった……が、XSR700はフランスで生産される現地モデルということで、国内発売は実現してこなかったのだ。情報によると10月に国内で正式発表され、年内には発売する見込みだ。恐らく日本で生産する準備が整ったのだろう。また、XSR700より後発で2016年に欧州と日本で発売されたXSR900も同時に平成28年排ガス規制に対応するとの情報なので、カラーリングの更新などが行われる可能性が高いだろう。
国産ネオクラ・スケジュール予想
4気筒のカワサキは少し高めか
価格は、北米での販売価格や国内でのMTとXSRの価格差などを当てはめてみたもので比較。カワサキは排気量や気筒数、ホイールなどの専用装備を考慮して予想するとXSR900よりも高くなるかも知れない。’18 Z1000が国内で約115万円で発売されていることからそれよりは下回るだろう。発表・発売時期は情報を元にした予想で、カワサキのZ900RSについては東京モーターショーのプレスデーである10月25日の発表が決まっている。2018年は、国産のネオクラシックが一気に3台そろい踏みだ。