![カワサキZRX1100R~ZRX1200ダエグ[名車レビュー]:カワサキ盤石のスポーツネイキッド【ネモケンのこのバイクに注目】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/attachmentfile-file-22637.webp)
●文:ライドハイ編集部(根本健)
威風堂々のフラッグシップから、スポーツ性をアピールする先駆けへ
1972年、センセーショナルなDOHC4気筒の900cc=Z1で、ホンダCB750フォアの独り舞台を許さなかったカワサキ。すべてのパフォーマンスで頂点を極め、クオリティでも当時の常識を覆し、ハンドリングでは揺るぎない最高評価を得た、まさにフラッグシップと呼ぶにふさわしい存在感を誇った。
そして1978年、トラディショナルなティアドロップ型の燃料タンクを、次世代を意識させる角張ったフォルムへと変え、キャストホイールを装着したZ1000MkII、そしてビキニカウルを纏ったZ1-Rがデビュー。威風堂々の頂点バイクからスポーツ性で他との差別化を標榜する路線を明確に打ち出した。
カワサキZ1/Z1000MkII/Z1-R
そんなカワサキへの追い風となったのが、全米選手権AMAのスーパーバイク。このアメリカならではのアップライトなネイキッドスポーツで闘うレースで、Z1000 MkIIを100PSへパワーアップしたZ1000Jで、エディ・ローソン選手がチャンピオンを獲得したのだ。
カワサキはこのAMA参戦を目指す市販レーサーと、ローソンレプリカと呼ばれるZ1000Rを発売、これに装着したビキニカウルが、実に35年もの間、カワサキのネイキッドスポーツのアイコンとなるとは、当時は誰も想像すらしていなかった。
しかしながら、こうした空冷4気筒のパフォーマンスや評判のハンドリングなど、人気車種として君臨したことが、水冷化への後れをとることにもなった。
紆余曲折を経て、カワサキは1984年に最後発の水冷DOHC4気筒・GPZ900R(Ninja)でスーパースポーツ領域を一気に挽回。ベーシックスポーツはゼファー750など空冷が主流だったが、1997年に他にも転用されてきたNinja900の水冷4気筒エンジンを1100ccへ拡大、新しいネイキッドに搭載したZRX1100を投入したのだ……
カワサキZ1000R/ZRX1100
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ライドハイの最新記事
鈴鹿8耐でV4に勝つ750インライン4開発に単を発した操る面白さでライディングする新次元のスーパースポーツFireBlade! 1992年に登場したCBR900RR FireBladeは、それまでトッ[…]
世界をリードしたCB、CBR、VFR、RVFの歴史を積み上げた経験とこだわりのありったけを注ぎ込む! スーパーブラックバード。米空軍で超高々度を偵察飛行する目的で開発された最高速度記録3529.56k[…]
2バルブで半球形燃焼室のツイン点火プラグ! 1989年のゼファー(400)が火をつけたネイキッド・ブーム。 カワサキは1990年にゼファー750、そして1992年にはゼファー1100とビッグバイクでも[…]
不朽の名車KATANAのレプリカで、尖ってないスポーツモデルをリリース! スズキといえばKATANA……国産4メーカーが揃ってビッグバイクへチャレンジして肩を並べた1970年代を過ぎて、スズキはスペッ[…]
ネオレトロなロケットカウルへの郷愁を巧みなグラフィックで新しさへと巧みに演出! 1989年、スズキは1レーサーレプリカ全盛だった頃に感性も価値観も異なる、オトナを意識した都会的な新ネイキッド、BAND[…]
最新の関連記事(名車/旧車/絶版車)
ホンダNSR50が、12インチの景色を変えた 前後輪12インチの50ccロードスポーツバイクといえば、ホンダ「NSR50」「NSR80」を思い浮かべるバイクファンは多いことでしょう。それというのも、こ[…]
ホンダの“R”だ! 可変バルブだ‼ 1980年代に入ると、市販車400ccをベースにしたTT-F3やSS400といった敷居の低いプロダクションレースの人気が高まってきた。ベース車として空冷直4のCBX[…]
世界を熱狂させた「キング」の象徴 インターカラー(スピードブロック)の歴史を語るうえで、絶対に外せないのが「キング」ことケニー・ロバーツの存在である。1978年から1980年にかけて、ロードレース世界[…]
レプリカブームの始祖、RZ250/350誕生 ヤマハは1950年代の創業以来、2ストローク専業メーカーとして名を馳せていたが、1970年代に入ると4ストローク車の台頭や世界的な排出ガス規制の波に直面し[…]
長時間の高速移動で悩まされる風圧 休日のツーリング。目的地に着く頃には、高速道路での強烈な風圧で首や肩が悲鳴を上げている。そんな経験を持つライダーも多いはず。かといって、風を防ぐために過激な前傾姿勢を[…]
人気記事ランキング(全体)
「ちょうどいい」がもたらす自由。完全新設計の並列2気筒 BMWの「GS」ファミリーはアドベンチャーバイクの最高峰として君臨しているが、その大柄な車体に尻込みしてしまうライダーも少なくない。そんなジレン[…]
チェーンメンテナンスから解放される悦び。ヒョースン「GV250X Roadster」 ヒョースンから2026年6月に上陸予定の「GV250X Roadster」は、チェーンメンテナンスから解放してくれ[…]
乗っていてワクワクする相棒を求める気持ち 年齢とともに車の運転が不安になり、免許返納を考える。だが、いざ代わりの移動手段を探すと「いかにも」なデザインの乗り物ばかり。ただ近所のスーパーへ行ければいい、[…]
漆黒と真紅が織りなす、ストリートでの圧倒的な存在感 ドゥカティの単気筒ラインアップを完成形へと導くモデルとしてこのほど登場した「Nera(ネラ)」。イタリア語で「黒」を意味するその名の通り、デザイン全[…]
東レ株式会社は日本が誇る“縁の下の主役”だ 東レ株式会社をご存じだろうか。創業はちょうど100年前の1926年。一般的な知名度こそ高いとは言えないものの、繊維・素材分野において世界でもトップクラスの技[…]
最新の投稿記事(全体)
大衆車だが、フィアットの本気が感じられるモデル フィアット131のデビューは1974年のトリノ・モーターショー。スチール製モノコックボディをスリーボックス設計とし、縦置きフロントエンジン、後輪駆動レイ[…]
シンプルだが飽きのこないデザイン。転倒の際の車両の保護も ライダーにとってかゆところに手が届くような、幅広いバイク関連用品を開発・販売するデイトナ。同社がリリースするバイク用カスタムパーツ「アルミビレ[…]
アースカラー復活のハンターカブ。唯一の悩みは足つきか 2026年モデルで初代のアースカラー「マットフレスコブラウン」が復活し、新色のブラックも追加されたCT125ハンターカブ。大型リヤキャリアや前後デ[…]
入場無料で誰でも楽しめる ビーチリゾートの空気に包まれながら、最新ハーレーからビンテージモデルまで一気に楽しめるイベント『ブルースカイミーティング愛知蒲郡』が、7月4日(土)に愛知・蒲郡で開催される。[…]
シンプルなコットンパンツにプロテクターをプラス:ライディングチノパンツ チノクロス素材を使用した本格的な風合いのチノパンツに、CE規格の軽量プロテクターをヒザに標準装備。少しゆとりのあるシルエットで、[…]
- 1
- 2


![カワサキZ1/Z1000MkII/Z1-R|カワサキZRX1100R~ZRX1200ダエグ[名車レビュー]:カワサキ盤石のスポーツネイキッド【ネモケンのこのバイクに注目】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/kawasaki_zrx1100r_1200daeg_20230925_01-768x432.jpg)
![カワサキZ1000R/ZRX1100|カワサキZRX1100R~ZRX1200ダエグ[名車レビュー]:カワサキ盤石のスポーツネイキッド【ネモケンのこのバイクに注目】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/kawasaki_zrx1100r_1200daeg_20230925_02-768x432.jpg)
































