![ゼファー750vs1100[名車レビュー] 明確だった嗜好の違い!?〈ネモケンのこのバイクに注目〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/attachmentfile-file-22498.webp)
●文:ライドハイ編集部(根本健)
ネイキッドと呼ばせた元祖ゼファー(400)。大型ではゼファー750に続いて1100が登場
カワサキには反骨精神の塊のようなバイクが多い。そのひとつが1989年に登場したゼファー。ひと世代前に主力だったGPz400Fベースの空冷2バルブ4気筒を搭載し、1980年代のパワー競争で自主規制59PSの上限スペックが常識だったのに対し、46PSと穏やかさをアピールしていた。
カウル付きがスポーツバイクの象徴だった時代に、このマイノリティなカウルのない出で立ちを、あえてネイキッドと呼ばせるようになった元祖でもある。
そもそもこのゼファー系列は、レーサーレプリカ一辺倒な世相を憂いたZ1/Z2の開発に関わったエンジニアからの発想だった。
それだけに、400が成功するとみるや、大型クラスにも引いていた矢を放つようにゼファー750、そしてゼファー1100を続けざまに投入したのだ。
搭載エンジンの生い立ちがまったく異なる750と1100
1990年にデビューしたゼファー750は、かつてのZ650~GPz750で培われた空冷2バルブエンジンがベース。738cc/68PS/9,500rpm/ホイールベース1450mm/200kgの車重と、Z1~ザッパー(Z650)のノウハウを注ぎ込んだ、乗りやすいハンドリングも魅力だった。
1990 カワサキ ゼファー750
次いで1991年の東京モーターショーで展示され、翌1992年から発売されたゼファー1100は、750版とは違ってアメリカ向け大型ツアラーのボイジャー1200に搭載された水冷4気筒エンジンがベース。これをシリンダーから上をわざわざ空冷仕様に設計し直すという、特異な素性のパワーユニットだ。
1,062cc/93PS/8,000rpmと、ツアラーベースだけに中速域以下が逞しいトルキーな特性。フレームは400ゼファーに近いパイプの取り回しで、ザッパー系を源流とした750とは大きく異なっている。
ただ車重も243kg(装備で263kg)とヘビー級。威風堂々とした走りを味わえる反面、取り回しには体力を消耗する超弩級のビッグバイク然としていた。
1992 カワサキ ゼファー1100
この750と1100の、同じゼファーといえどキャラクターのまったく異なる素性に、トラディショナルなバイク好きは、完全に2分されることとなったのだ……
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ライドハイの最新記事
鈴鹿8耐でV4に勝つ750インライン4開発に単を発した操る面白さでライディングする新次元のスーパースポーツFireBlade! 1992年に登場したCBR900RR FireBladeは、それまでトッ[…]
世界をリードしたCB、CBR、VFR、RVFの歴史を積み上げた経験とこだわりのありったけを注ぎ込む! スーパーブラックバード。米空軍で超高々度を偵察飛行する目的で開発された最高速度記録3529.56k[…]
2バルブで半球形燃焼室のツイン点火プラグ! 1989年のゼファー(400)が火をつけたネイキッド・ブーム。 カワサキは1990年にゼファー750、そして1992年にはゼファー1100とビッグバイクでも[…]
不朽の名車KATANAのレプリカで、尖ってないスポーツモデルをリリース! スズキといえばKATANA……国産4メーカーが揃ってビッグバイクへチャレンジして肩を並べた1970年代を過ぎて、スズキはスペッ[…]
ネオレトロなロケットカウルへの郷愁を巧みなグラフィックで新しさへと巧みに演出! 1989年、スズキは1レーサーレプリカ全盛だった頃に感性も価値観も異なる、オトナを意識した都会的な新ネイキッド、BAND[…]
最新の関連記事(名車/旧車/絶版車)
伝説のチューナー「スーパーモンキー」 東大阪市に拠点を構えていたチューニングショップ「スーパーモンキー」は、ミニバイクという小さな世界において極限性能を追求した異端の存在だ。その頂点に位置するのが「ス[…]
スズキSV650 ABS試乗レビュー この記事では、惜しまれつつ生産終了となったスズキのVツインミドルネイキッド、SV650について紹介する。1999年の初代SV650、2003年の2代目SV650、[…]
ヤマハポッケをレストア中 ヤマハの小さなレジャーバイク「ポッケ」のレストアが進行中です。 元の状態は、まぁ控えめに言って半分“鉄くず状態”。詳しい様子はYouTubeで見ていただくとして、とにかく最初[…]
国産スクーターの復権 スーパーカブのようなビジネスバイクが主流であった50ccクラスに、ホンダが送り出したロードパルは「女性でも手軽に乗れるお買い物バイク」として新たな市場を開拓。これに対抗し、ヤマハ[…]
この記事はヤングマシン2008年10月号に掲載されたものを再編集して構成しています。 レプリカ全盛期に違う視点を持つ男がいた 1986年4月、それまでイギリスへ赴任していた中島直行氏が、日本国内でのマ[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
アライが誇る最先端のカーボンテクノロジー「RX-7X SRC」 今回プレゼントされる「Arai RX-7X SRC」についてまず振り返っておこう。高いプロテクション機能で知られるRX-7Xの帽体フォル[…]
大柄な車体への不安を消し去る、シート高735mmの絶大な安心感 「クルーザースタイルに憧れるが、車体が重くて取り回しに苦労しそう…」。そんな先入観を抱え、購入をためらっている大人は少なくないだろう。し[…]
この記事はヤングマシン2008年10月号に掲載されたものを再編集して構成しています。 レプリカ全盛期に違う視点を持つ男がいた 1986年4月、それまでイギリスへ赴任していた中島直行氏が、日本国内でのマ[…]
大型バイクの重さに疲れた大人へ。190kgの軽快ボディが日常を変える 迫力あるネイキッドに乗りたいけれど、取り回しの重さに疲れてガレージから出すのが億劫になっている。そんな悩みを持つライダーにこそ、Z[…]
適度なパワーと車格がもたらす、公道での爽快なスポーツ性 250ccクラスでは久々となる4気筒エンジン搭載の新型として、2020年9月に新登場したのがNinja ZX-25R。2023年型で熟成が図られ[…]
人気記事ランキング(全体)
耐荷重80kg! 美しいデザインで大人も子供も楽しめる EVEREST XING emoveは、次世代型モビリティを展開する株式会社Acalieのハイスペックブランド「EVEREST XING」からリ[…]
僕のCB1000Fは店の中央で待っていた 去る2025年11月14日。僕はヘルメットやグローブ、ジャケットなどライディングウェア一式を担いで電車に乗っていた…。なぜかって? そう! なぜならその日は待[…]
原付二種スポーツの絶対的エース、さらなる進化へ 個性を解き放つ3つの新色が2026年モデルを彩る 前モデル(2024年)では、パールホライゾンホワイトとマットガンパウダーブラックメタリックという、モノ[…]
アライが誇る最先端のカーボンテクノロジー「RX-7X SRC」 今回プレゼントされる「Arai RX-7X SRC」についてまず振り返っておこう。高いプロテクション機能で知られるRX-7Xの帽体フォル[…]
もう床にぶちまけない。取り出しを極める2つの方式 結束バンドを使う際、誰もが一度は経験するのが「袋から取り出す際のぶちまけ大惨事」である。袋の上部をまっすぐ切り取って開封するのが一般的だが、これだと急[…]
最新の投稿記事(全体)
ヤマハが下した決断。大型モデルは「YSP」専売へ ヤマハ発動機販売が発表した2027年1月からの新販売体制において、最もライダーに大きな影響を与えるのが「取扱モデルの排気量による明確な区分け」である。[…]
混迷するカウンタック界隈に登場した短命モデル 大多数のクルマ好きがスーパーカーの原点としているランボルギーニ・カウンタック。中にはフェラーリ512BBやミウラの名を上げる方もいることでしょうが、やはり[…]
バッグを入れ替える煩わしさを解消する普遍的なデザイン 日常の足として、あるいは週末の相棒としてバイクを楽しむ際、持ち物の管理は常について回る悩みだ。専用のツーリングバッグは便利だが、バイクから降りて街[…]
2026年ユーザーミーティング開催情報 まずはスケジュールをカレンダーに叩き込み、今から有給とマシンのコンディションを整えておこうッ! ① 【KATANAミーティング2026】 9月6日(日)@はまま[…]
伝説のチューナー「スーパーモンキー」 東大阪市に拠点を構えていたチューニングショップ「スーパーモンキー」は、ミニバイクという小さな世界において極限性能を追求した異端の存在だ。その頂点に位置するのが「ス[…]
- 1
- 2


![カワサキ ゼファー750|ゼファー750vs1100[名車レビュー] 明確だった嗜好の違い!?〈ネモケンのこのバイクに注目〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/kawasaki_zephyr750_1100_20230911_02-768x432.jpg)
![カワサキ ゼファー1100|ゼファー750vs1100[名車レビュー] 明確だった嗜好の違い!?〈ネモケンのこのバイクに注目〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/12/kawasaki_zephyr750_1100_20230911_03-768x432.jpg)







































