
●記事提供: ライドハイ編集部
低い回転域なら大きく開けても強烈なパワーは出ない!
エンジンが回転数が低いうちは、爆発間隔が広いのでパルシブな脈動が路面をグリップしやすく、またトラクションの効率が高まるためスロットルも大きめに開けるのがいい。…わかっちゃいるけれど、ビッグマシンは低い回転域でも超強力、いきなりダッシュがはじまるのではと、なかなかスロットルを捻られずにいたりしないだろうか。
しかし2000~3000rpmあたりなら、内燃機関の宿命でのけぞるような加速は不可能だ。なぜなら、スロットルの開度はインジェクションの燃料を噴射している吸気通路にある、バタフライと呼ばれる円形の板を開け閉めしているからだ。
BMW S1000RRのスロットルバルブは回転域で特性を変える可変バルブを装備しており、エアインテークのファンネルもタイミングに応じて長さを変えるメカニズムがついている。マニホールドの奥に見える真鍮色の円形バルブを、水平に開けると全開、90度に蓋をしたように閉まると全閉という仕組みだ。
スロットル開度とパワーの関係は常に一定ではない
エンジンは空気にガソリンを噴霧した混合気を、吸気バルブが開くタイミングでピストンが下がるときの負圧で吸い込み、ピストンが上昇するときに燃焼室で圧縮され、点火されて爆発したエネルギーでパワーが発生して、ピストンが上昇するタイミングで排気バルブを開けて排気ガスを排出……を繰り返している。
この吸気部分の筒状のマニホールド(通路)内にある真鍮色の円盤の角度をさまざまに変え、流量を調整することでエンジンの回転数が決まる。そして、その操作を司るのがスロットルというわけだ。
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