![[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/cbcccf95c46cb0090f0daef3e1afdb92.jpg)
筆者が不動車バイクや大型部品の引き上げ、車検上の往復などに重宝しているトランポ「スバル サンバー」。いじり好きが高じて、部品取り車のつもりで同じサンバーを追加購入。自宅に持ち帰った後、時間のある限りいろいろ眺めて詳細を確認してみたところ、部品取り車にするのはもったいない!! となりました。ということで、まずは登録して、実走して、様子見することになりました。
●文/写真:たぐちかつみ(モトメカニック編集部) ●外部リンク:BAN-ZI
40万キロ手前だから油汚れも凄かった
このサンバーを自宅に持ち帰ってから最初に行ったのが、車体各部の洗浄。廃車から2年半、草むら放置によってエンジンルームやフロア下はクモの巣だらけ。
赤帽仕様から白色キャビンへと塗り重ねられていたが、その白は、草むらの湿気によるコケで、全身はほぼ緑色へと変色しつつあった。カーシャンプーとスポンジでボディをゴシゴシ洗ったら、コケはキレイになくなり、白ボディへと蘇った。
次は、エンジンルーム内とフロア下の洗浄になるが、まずは床下へ潜って前と後ろのアンダーカバーを取り外した。床下中央付近は酷い汚れではなく、程度良好。ついでにサンバーシリーズに多い、フロントY字フレームのコンディションを確認したが、腐った気配はまったくなかった。
塩害経験がある北国車両や海岸線近くで活躍していた車両の多くは、このY字フレームにサビが出て、最悪で腐り落ちているケースもある。そんな様子は一切なく、フロアまわりの程度は良い感じだった。前の登録オーナーさんは埼玉県在住で、初代赤帽オーナーさんは相模原方面だったようなので(整備記録の伝票住所がそうなっていた)、そんなコンディションを維持できたのだろう。
しかし、エンジンルームの油汚れは酷かった。オイル漏れしているわけではなく、全体的にオイルが飛散噴霧されたような印象だった。後々わかったことだが、その汚れの原因は、どうやらエアコンガスの様子。コンプレッサー本体の高圧フィッティング用Oリングが傷んでいたのだ。
このような油汚れは、サビ取りやサビ防止ケミカルで名高いBAN-ZIが新たに開発中の「MUD MAX(マッドマックス)」アルカリ洗浄液を利用することで、きれいさっぱりになる。最初に汚れを落としておかないと、その後のメンテナンスが面倒になりますからね〜。
サビ取りケミカルのBAN-ZI(バンジ)から発売予定のマッドマックス濃縮タイプは、アルミやメッキ部品にも使える強アルカリの洗浄剤。汚れの度合いや部品の素材にに応じて希釈。今回は汚れがひどかったので、10倍のお湯で希釈して利用した。
洗浄作業開始!
ビニール作業着で行うのはもちろん、ゴム長靴とフルフェイスマスクを装備して、希釈した洗剤を利用してみた。いわゆるフル装備で作業すれば、遠慮なしで闘うことができる。
実走行39万5000キロ、廃車されてから2年半放置されていたエンジンルームは、油汚れと同時にクモの巣も数多くあった。バッテリーターミナルを外して、クリーナーガンで吹き付け開始。
サイドエンジンルームは、サンバーの通称“袴”と呼ばれるエンジンカバーを開放することで露出できる。高圧洗浄によって、せっかくの赤結晶ヘッドカバーのペイントが消失する可能性もあるので注意したい。
リヤのクロスメンバー兼エンジンマウントにフロアジャッキをかけて、リヤまわりを持ち上げ、左右リヤタイヤを外して段取り進行。サンバーはリヤエンジンリヤドライブで四輪独立懸架!!
油汚れが酷かったので、マッドマックスを10倍のお湯で希釈して、クリーナーガンで吹き付けることにした。こんなときにこそクリーナーガンと高圧エアのありがたさを理解できる。
バイク旧車のフルレストア時に利用するクリーナーガン。エンジンを降ろす前やドライブチェーンまわりの汚れを洗浄する際には、このガンに限る。エアガンはロングノズル!!
洗浄ケミカルをバケツの中で希釈し、吸入チューブをバケツに沈めてトリガーを引けば、ご覧の通り。油汚れ( エアコンガスの油汚れと後に発覚した)はみるみる溶けて流れる。
サンバーと言えば、オイル漏れが多いモデルとしても知られている。クランクシャフトのフロントシール/エンドシール/タペットカバーシール/カムシール/その他いろいろ。
アッパーエンジンルームもサイドエンジンルームも、クリーナーガンでケミカルを吹き付けてからしばらく待ち、ブラシで擦ってから高圧洗浄機をぶっ放した。いい感じに潤い感が出てきました。
ケミカル洗浄&ブラッシング後に、高圧洗浄機できれいさっぱり洗い流した。洗浄前とは比較にならない美しさへと蘇った。エアコンはリビルド品に交換されていた。
ヘッドカバー(タペットカバー) の赤結晶塗装は、洗浄圧力でふっ飛ばされてしまうかと思ったが、まだまだペイントは残っていた。将来的には青帽同様に再ペイントですね。
おまけ:あおりなしの方がカッコいい感じもするが、車検登録時にはあおりがないとダメらしいので取り付けた。見つけることができれば、赤帽専用の内フックマウント付あおりが欲しいね。
徹底的なケミカル洗浄で油汚れを分解し、その後の高圧洗浄できれいさっぱり洗い流したので、通電はしばらくせずに電装系カプラは徹底的にエアブロー。これが重要なのだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
絶版車のコンディション維持に欠かせない純正部品同等の品質と性能を持つ「規格部品」 毎年のようにモデルチェンジを行うことでパーツ点数が膨大になったのがバイクブーム、レーサーレプリカブーム時代の純正部品事[…]
新車こそ走行開始直後のエンジンオイルが汚れやすい 時代は巡りに巡って流行は変わるものだ。その傾向は、商品デザインの世界でも同様で、昭和から平成、そして令和へと時代が移り変わり、現在では、懐かしの昭和レ[…]
電気系統トラブルに有効なヒーロー電機の製品 バイクの電装系の中で意外にトラブルが多いのがウインカー関連だ。電球切れはもとより、スイッチ接点のサビやウインカーリレーの故障もあり得る。昨日まで何ともなかっ[…]
高回転高負荷に耐える強力な油膜を形成 オイル交換自体は難しい内容ではないが、以前整備したのがいつなのかわからない放置車や友人からの預かり車両、購入したばかりで初めてオイルドレンボルトを外す際は、いろい[…]
ボルトやナットが落ちないナットグリップ機能も魅力 ソケット外周のスプリングとスチールボールを組み合わせた、コーケンならではのナットグリップソケットと、六面式ボールジョイント機構を組み合わせたソケット。[…]
最新の関連記事(オイル/ケミカル)
未塗装樹脂パーツ、白っぽくなっていませんか? 最近のバイクでは必ずといって良いほど採用されている素材が「未塗装樹脂パーツ」です。 未塗装樹脂パーツとは文字通り塗装していない樹脂製パーツのことです。黒や[…]
レストアは固着との戦い!と言うけども 古いバイクに固着したボルトやナットは付き物ですよね。 ヤマハのポッケをいっちょ直したろうかと意気込んだものの、コイツの固着っぷりが尋常じゃなかったんだ、いやホント[…]
Screenshot 1.全体の水滴を素早く吸収する「水滴拭き取りクロス」 販売価格1100円税込 水滴の拭き取りをするならまずはコレ。ボディの水滴除去に特化した専用のクロスですが、繊維ではなくスポン[…]
実は使ってます、カネヨン まず結論から言うと、筆者は使ってます。バイクのアルミ部品磨きに、クリームクレンザーを使うのです。 たとえば(↑)腐食して白く粉を吹いたようになってしまったアルミ部品。ちょっと[…]
論より証拠! 試して実感その効果!! カーシャンプーやボディワックスをはじめ、数々のカー&バイクケア用品を世に送り出してきた老舗ブランド「シュアラスター」。美しいボディを維持するためのケミカルで高い支[…]
人気記事ランキング(全体)
耐荷重80kg! 美しいデザインで大人も子供も楽しめる EVEREST XING emoveは、次世代型モビリティを展開する株式会社Acalieのハイスペックブランド「EVEREST XING」からリ[…]
僕のCB1000Fは店の中央で待っていた 去る2025年11月14日。僕はヘルメットやグローブ、ジャケットなどライディングウェア一式を担いで電車に乗っていた…。なぜかって? そう! なぜならその日は待[…]
原付二種スポーツの絶対的エース、さらなる進化へ 個性を解き放つ3つの新色が2026年モデルを彩る 前モデル(2024年)では、パールホライゾンホワイトとマットガンパウダーブラックメタリックという、モノ[…]
アライが誇る最先端のカーボンテクノロジー「RX-7X SRC」 今回プレゼントされる「Arai RX-7X SRC」についてまず振り返っておこう。高いプロテクション機能で知られるRX-7Xの帽体フォル[…]
もう床にぶちまけない。取り出しを極める2つの方式 結束バンドを使う際、誰もが一度は経験するのが「袋から取り出す際のぶちまけ大惨事」である。袋の上部をまっすぐ切り取って開封するのが一般的だが、これだと急[…]
最新の投稿記事(全体)
プロの世界を身近に。ニュートラルが「1速の下」にある衝撃 新型パニガーレV4 Rは、「ドゥカティ・レーシング・ギアボックス(DRG)」を採用した初めての公道モデル。ニュートラルを1速と2速の間ではなく[…]
ヤマハが下した決断。大型モデルは「YSP」専売へ ヤマハ発動機販売が発表した2027年1月からの新販売体制において、最もライダーに大きな影響を与えるのが「取扱モデルの排気量による明確な区分け」である。[…]
混迷するカウンタック界隈に登場した短命モデル 大多数のクルマ好きがスーパーカーの原点としているランボルギーニ・カウンタック。中にはフェラーリ512BBやミウラの名を上げる方もいることでしょうが、やはり[…]
バッグを入れ替える煩わしさを解消する普遍的なデザイン 日常の足として、あるいは週末の相棒としてバイクを楽しむ際、持ち物の管理は常について回る悩みだ。専用のツーリングバッグは便利だが、バイクから降りて街[…]
伝説のチューナー「スーパーモンキー」 東大阪市に拠点を構えていたチューニングショップ「スーパーモンキー」は、ミニバイクという小さな世界において極限性能を追求した異端の存在だ。その頂点に位置するのが「ス[…]
- 1
- 2


![BAN-ZI|マッドマックス|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/SubaruSambar_BAN-ZI_02-768x1151.jpg)
![スバル サンバートラック|作業装備|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/SubaruSambar_BAN-ZI_03-768x1152.jpg)
![スバル サンバートラック|エンジンルーム|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/SubaruSambar_BAN-ZI_04-768x512.jpg)
![スバル サンバートラック|サイドエンジンルーム|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/SubaruSambar_BAN-ZI_05-768x512.jpg)
![スバル サンバートラック|ジャッキアップ|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/SubaruSambar_BAN-ZI_06-768x512.jpg)
![BAN-ZI|マッドマックス|希釈|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/SubaruSambar_BAN-ZI_07-768x1152.jpg)
![スバル サンバートラック|クリーナーガン|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/SubaruSambar_BAN-ZI_08-768x512.jpg)
![スバル サンバートラック|ケミカル洗浄|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/SubaruSambar_BAN-ZI_09-768x512.jpg)
![スバル サンバートラック|ケミカル洗浄|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/SubaruSambar_BAN-ZI_10-768x512.jpg)
![スバル サンバートラック|高圧洗浄|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/SubaruSambar_BAN-ZI_11-768x512.jpg)
![スバル サンバートラック|清掃後エンジンルーム|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/efe53688e2db4dbbc6fd15c9b3063646-768x512.jpg)
![スバル サンバートラック|ヘッドカバー|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/SubaruSambar_BAN-ZI_13-768x512.jpg)
![スバル サンバートラック|あおり|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/SubaruSambar_BAN-ZI_14-768x512.jpg)
![スバル サンバートラック|電装系カプラ|[走行距離40万キロ手前!] トランポ使用のスバル サンバーを徹底洗浄](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/06/SubaruSambar_BAN-ZI_15-768x512.jpg)







































