吸気バルブ・排気バルブは稼動中のエンジンの燃焼による熱によって膨張する。その時にカムとバルブの軸端が過不足なくピッタリと接触するために、エンジンがかかっていない、冷えている状態のときには適正な隙間が必要。この隙間をタペットクリアランスまたはバルブクリアランスと呼ぶ。図はカムが直接バルブを開閉する「直押し式」だが、ロッカーアームやフィンガーフォロワー式の場合も基本的に同じで、このクリアランス必要になる。
エンジンをかけたら、シリンダーヘッドの辺りからカタカタ……と音がするけれど、しばらく暖機したら音が消えた。エンジンが冷えている時だけ鳴るなら問題ないのかな? ……と思っていたら、最近は走り始めても音がしているような……。 目次 1 「隙間」は必要だけど、音がするのはNG!2 タペットクリアランスは、どうやって調整するの?3 タペットクリアランスの自動調整機構もある4 現行バイクもタペット調整した方 […]